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GmailとThunderbirdを組み合わせて使う(2)

とりあえず、全体として書こうと思っていること、頭の中にあることを「MindManager」で描いてみました。

以下のその図です。

標準的なPCの画面(1024*768)に収まらないくらいの大きさになってしまったため、かなり縮小しています。クリックしても文字は読み取れないかも知れませんが、とりあえず雰囲気だけ…(思いついたときに書き足しているので日々膨張しています)。

大きく分けると以下の3つのパートで構成されます(今のところ)。

 1.実現したいこと
 2.Thunderbird Hack
 3.実現できたこと

今回は「1.実現したいこと」について書けるところまで。

●1.実現したいこと

今回、GmailとThunderbirdを組み合わせて使うことで実現したいことは、まず大きくはPC操作のストレスを減らすこと。そして、3つの役割です。

 (1) ストレスフリー(PC操作のストレスを減らす)
 (2) メール処理支援(フィルタリングと返信管理)
 (3) タスク管理(優先順位と状況の2軸で管理)
 (4) アイデア孵化・醸成(ブログのネタとメタタスクの管理)

(1) ストレスフリー(PC操作のストレスを減らす)

当初の出発点が、「Gmailのレスポンスを何とかしたい」ということであったため、ローカルツールであるThunderbirdに期待していたのは素早いレスポンスでした。

実際にThunderbirdを使っていて気づいた象徴的な変化が、マウス操作中心からキーボード操作中心にシフトしたことです。Gmailでもキーボードショートカットが提供されていますが、WindowsアプリケーションならではのALTキー+文字キーによる“無思考”かつスピーディーなコマンドの実行には替えがたいものがあります。

例えば、InternetExplorerでページを印刷する際に、まず「印刷プレビュー」を行うことが多いと思いますが、この際、通常の手順は、

 1.マウスポインタをメニューバーの「ファイル(F)」に合わせてクリック
 2.展開したファイルメニューから「印刷プレビュー(V)」をクリック

という2段階を踏みますが、ALTキー+文字キーを活用すれば、ALTキー → F → V という順にキーを押していけば、印刷プレビューが実行されます(ALTキーは押下したままでもOK)。

慣れてくると指が気を押す順番を覚えるため、頭の中で「印刷プレビュー」と思っただけで、ほぼ無意識に指が動くようになります(なので“無思考”)。

前者のマウスを使う手順の場合、メニューを目で見て確認しながらの操作になるため、ほんのわずかながらも思考が中断されます。さらに、メニュー項目を選び間違えると、これまたほんのわずかながらもストレスになります。長時間作業をしていると、このようなちょっとした“ノイズ”が気になるものですので、可能な限りなくしたいわけです。

ThunderbirdにはGmailと同様にラベルがあるのですが、Gmailの場合は、プルダウンリストから目的のラベルを選んで適用するという手順を踏むしかないのですが、Thunderbirdの場合は、以下のようにALTキー+数字キーで“無思考”操作が可能です。

▲メールを選択した状態で、ALT → M → L → (任意の数字) の順に押す

また、久しぶりにローカルメーラーを使ってみて改めて便利だなぁと感じたのが、プレビューウィンドウです。Gmailではメールの一覧画面と内容表示画面とを行き来する必要がありますが、Thunderbirdなら画面上部にある一覧ペインで選択したメールの内容が画面下部のプレビューウィンドウに即座に表示されます。

OutlookやBecky!を始め、ローカルメーラーでは当たり前の機能ですが、改めて使ってみるとその軽さに驚かされました。それでも、Gmailに備わった様々な機能には替えがたいために結局Gmailを使い続けていたわけですが…。

次回に続きます。