iPhoneはいまだに「SE」を使っているので、「iPhoneでタッチして決済」は未タッチです。代わりに、通話端末としておサイフケータイ搭載のAndroidスマホを持っているので、こちらでタッチしています。
現在、Androidスマホには以下の電子マネーやサービスが入っています。
- モバイルSuica(電車、バス、一部の飲食店など)
- 楽天Edy(Suicaが使えないとき)
- nanaco(セブンイレブン)
- Pontaポイント(ローソンなど)
- QUICPay(電子マネーのように使えるクレジットカード決済)
これらを1台の端末でまかなえるのはなかなかに便利です(紛失したときのダメージもなかなかに大きいですが…)。
最も使用頻度が高いのはモバイルSuicaで、当然オートチャージを設定しているのですが、これまでは、
- 1万円を切ったら1万円をチャージ
としていましたが、思うところあって、
- 1万円を切ったら3000円をチャージ
と変更しました。
「ベホマ」から「ホイミ」に下げることで得られるメリット
「1万円を切ったら1万円をチャージ」というオートチャージ設定とは、常に1万~1万9999円をキープできるというものです。
これは、ヒットポイント(HP)が半分を切ったらほぼ全回復させる呪文(ベホマ)を唱えるようなものです(※ドラクエの呪文です)。
この運用であれば、一定頻度で自動改札を通過する限りは、残高不足に陥る心配はほぼなくなります。
ただ、1つだけ、実に些細なことではありますがデメリットがあります。
それは、以下のページに記載されている「Web明細ポイントサービス」によるポイントが一部しか得られないことです。
ご利用明細書発行のたび20ポイント(50円相当)
つまり、年間最大600円相当のポイントプレゼント!
僕がオートチャージに設定しているクレジットカードはビューカードなのですが、このカードはオートチャージによる決済にしか使っていないため、1万円を切らずに月を越すと、オートチャージが行われず、その月の分の「ご利用明細書」が発行されない、すなわち特典の20ポイントをもらい損ねることがあるのです。
金額にして50円程度なのですが、されど50円。
そこで、毎月確実にオートチャージが行われるようにするべく、
- 1万円を切ったら3000円をチャージ
と変更したわけです。
これは、ヒットポイント(HP)が半分を切ったら30~35ポイント分を回復させる呪文(ホイミ)を唱えるようなものです。3000円という金額はまさにホイミっぽいのです(イメージ)。
ちなみに3000円という金額にしたのは、これまでの実績を確認したところ、一ヶ月あたりの最低の電車賃がだいたい3000円ちょっとだったからです。3000円分くらいは電車に乗るであろう、ということです。
想定されるデメリット
一方で、デメリットもあります。
最近はモバイルSuica決済に対応したタクシーが増えており、現金で支払うケースがほとんどなくなってきました。
以下の記事は個人の方のブログですが、かなり詳細にリサーチされていて驚かされました。
» 電子マネーが使えるタクシー会社 | dodaの日記 | スラド
東京近辺で電子マネーが使えるタクシー会社を久しぶりにまとめてみる。(前回)
QUICPay iD Suica 日本交通 ○ ○ ○ 国際自動車(km) ○ ○ ○ 日の丸交通 ○ ○ ○ 帝都自動車 × ○ ○ 大和自動車 × ○ ○ 東京無線 ○ ○ ○ チェッカー ○ ○ ○ 第一交通 ? ○ ○ 京急タクシー × × ○
9社のタクシー会社について、電子マネーの対応状況がまとめられているのですが、ご覧のとおりSuicaは全社をカバーしています。
もはやSuicaさえあればOKな状況。
タクシーに乗ったらほぼ確実にSuicaで支払うことになるわけですが、仮にタクシーばかりに乗って電車に乗らない(=改札を通らない)日が続くと、いつかチャージが切れてしまう可能性が出てきます。
今までは「ベホマでチャージ1万円」だったので一度でも改札を通過すればしばらくは戦えたわけですが、今後は「ホイミでチャージ3000円」ということでで、ギリギリまでチャージが行われなかった場合は1回のチャージでは「回復」しきらないケースが出てくるでしょう(その後、何度かに分けて1万円にまで到達することに)。
現状はほとんどタクシーには乗らないので、このデメリットを被るのはレアケースにはなると思いますが、一応こういう抜け穴もある、ということで。
おまけ:カードSuicaなどのICカードをスマホにかざすと残高が分かる
今さらながら最近知って「おお!」と驚かされたのが、Androidスマホのおサイフケータイアプリに搭載されている「ICカード残高読み取り」機能。
その名の通り、スマホにICカードをかざすと、カード内の残高を読み取って画面に表示してくれるというものです。
▼「ICカード残高読み取り」機能を呼び出し、
▼ICカードをかざすと、残高が表示される
残高が確認できるだけで、チャージまではできないのですが、いつでも手元で残高が確認できるのは地味に便利です。
ちなみに、いつでも手元でチャージをするには以下の「PaSoRi(パソリ)」というICカードリーダー/ライターと専用アプリ「Suicaチャージ」(iPhone)を用意すればできるようです(Androidアプリは見つからなかったのですが、Windowsには対応しています)。
公式サイトによると、Suica以外に楽天Edyにもチャージできますが、nanacoやWAONは残高照会と利用履歴表示のみでチャージはできないようです。
» ソニー SONY 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi Bluetooth対応 iPhone等のiOS機器用 RC-S390