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文章も楽しく!

なんだかここ最近文章を書く量が増えていますよね、日々仕事で書く文章。インターネット以前は紙にペンで書いていたので、その量は知れていたのですが、コピー&ペーストがカンタンにできて、大量の引用もワンクリックでできてしまう今日この頃では、書く量もハンパないし、読む量にいたってはもはや読める量を超えています。眺めることもままなりません。

で、仕事をするうえで避けて通れない文章を書くという作業。

仕事をしている時間のほとんどは、人と話しているか文章を書いているかのどっちかなんじゃないかと思います。人と話しているときでさえ、メモを取ったりするから、実質的には仕事ってのは書くこととイコールなんじゃないかとさえ思うわけです。いや、きっとそうでしょう。

というわけで手っ取り早く仕事を楽しくするには、書く作業を楽しくすればいい! と思い立っていろいろと探してみましたところ、「書く作業に役立つ50のあれこれ」という、まさに打ってつけな記事にぶつかりましたので本日ご紹介するところとなります。

Fifty (50!) Tools which can help you in Writing

・・・とはいえ、さすがに50コも見てられませんので、「あのねのね」でランダムに1コだけピックアップしてみましたので、これに焦点を絞ってご紹介します(残りはハッピーな余生のために取っておくことにします)。

Writing Tool #6: Play with Words(言葉と遊ぼう)

All of us possess a reading vocabulary as big as a lake, but draw from a writing vocabulary as small as a pond.

読んでいて理解できるボキャブラリー(読みボキャ)はあふれるほどあるけど、実際に自分が文章を書くときに使えるボキャブラリ(書きボキャ)はほんのちょっぴり(手ですくえるくらい)。

この「書きボキャ」を増やすトレーニングがこちら。

Workshop:

1. Read several stories in today’s newspaper. Circle any surprising word, especially one you are not used to seeing in the news.

2. Write a draft of a story or essay with the intention of unleashing your writing vocabulary. Show this draft to some test readers and interview them about your word choice and their level of understanding. Share your findings with others.

3. Read the work of a writer you admire with special attention to word choice. Circle any signs of playfulness by the writer, especially when the subject matter is serious.

4. Find a writer, perhaps a poet, whose work you read as an inspiration for writing.

 1.新聞を読んで「へぇ?!」と思った言葉にマルをつける(特に自分で使ったことがない言葉)

 2.自分の「書きボキャ」の“底”を知るべく何か文章を書いてみて、近くにいる人に読んでもらって、感想を聞く。
  1)意図通りに解釈してもらえたか
  2)思っても見なかったような解釈があれば「なるほど!」と言い合う

 3.言葉選びの面でリスペクトしている書き手がいれば、その人の文章を丹念に読み、おもしろい表現をピックアップする(特に、内容はまじめなのに言葉で遊んでいるようなものに注目!)
 
 4.視野を広げて、書く意欲が刺激されるような作家や詩人を見つけて、これまたリスペクト。

僕も、新聞記事で面白い表現があれば切り抜いているのですが、切り抜きすぎて机の上のほうが面白いことになっています。

で、ちょっとその山をかき分けて見つけだしたのがこれ。SONYのバイオノートの全段広告記事(日本経済新聞朝刊・2005年5月20日付)より。

食卓を思い描いてみてください。使った箸をそっと置くところがありますよね。手にしていた道具を休めることで、気持ちまでふと和む。私たちが大切にしてきた文化の一つだと思います。

バイオにも実は同じような心配りがされています。typeFを開いてそっと手を置いてみてください。とても微妙なので気づかないかもしれませんがキーボードの手前にわずか1.7mmの段差があります。パームレストからキーボードに向かって緩やかに下る坂。そこには、操作する手を自然に導くように、というデザインの思いが込められています。(たしかに目の前に上り坂があるより下り坂があるほうが、ほっとしませんか?)

そしてわずかに高くなったパームレストはキーボードを叩く手をそっと休める場所になっています。手のひらを載せ、指先は緩やかにキーボードへ下ろす感覚。そしてその先のワイド液晶へ。操作する手と目にやさしいスムーズな導線をめざしたのです。(以下略)

パソコンの説明に「上り坂」とか「下り坂」という言葉が出てくるのはおもしろいですよね。ふと自分の手元を見ると、今打っているキーボードは上り坂であることに気づきました(どおりで仕事が進まないわけだ)。

文章は毎日欠かさず書くものですから、ちょっとでも楽しく心地よく書けると、それが仕事を楽しくすることにつながりそうですね。