単語登録というと、容易に変換できない単語や漢字を登録するイメージが強いですが、それ以外のものも登録するともっと便利になります。
今日は、仕事に役立つ単語登録の例を5つ紹介しようと思います。
- 1.メールアドレス
- 2.Excelの数式
- 3.定型文
- 4.専門用語、単位
- 5.打ち間違いやすい単語
1.メールアドレス
私の会社で定められているメールソフトは、アドレス帳機能がやや貧弱なため、頻繁にやりとりをする方のメールアドレスは単語登録しています。
アドレス帳を開いたり、以前のやりとりのメールを探したりすることなく、新規メールの宛先に直接メールアドレスを打ち込めるのはけっこう快感です。
自分のメールアドレスや、ログインIDなどを登録しておくのも地味に役立ちます。
2.Excelの数式
よく使うExcelの数式などを単語登録しておいても便利です。私が特に便利に使っているのは、「奇数行のセルに色を塗る」ための数式です。
「=MOD(ROW(),2)=1」を「きすうぬり」と登録しています。条件付き書式でこの数式をセットすることで、奇数行のセルに色が塗られます。
仕組みの詳細はこちらを参考にしてください。
3.定型文
例えば「○○(会社名)の浜中です。いつもお世話になっております。」なら「○○(会社名)の」と登録しています。
その他にも「よろしくお願いします。」は「よろおね」、「よろしくお願い致します。」は「よろいた」など。
定型文を単語登録しておくと、メールの文章作成のほか、文書作成でも役立ちます。
4.専門用語、単位
職業柄、書類を作成する際には長い名前の物質名を何度も入力したり、特定の単位(℃、m/minなど)を何度も入力することがあります。
こういった専門用語や単位なども、素早く入力できるように短いよみがなで単語登録しています。
また、℃などは「ど」で変換すると「°」になってしまうこともあるため、「どし」で単語登録して「℃」が間違いなく出るようにするなど工夫しています。
5.打ち間違いやすい単語
例えば私は「集合」を「しゅごう」と打ってしまったり、「お願いします」を「おねあぎします」と打ってしまうことがよくあります。
そのため、「しゅごう」で「集合」、「おねあぎします」で「お願いします」に変換されるように単語登録しています。
タイピングミスをしたとしても、そのまま文章入力を続けることが可能で快適です。
ちょっとした工夫で大きなストレスフリー
パソコンを多用して仕事をする人にとって、単語登録はちょっとした工夫で大きなストレスフリーを得やすい部分だと思います。この記事を読んで何か思い当たるものがありましたら、ぜひ単語登録してみてください。
こういった工夫は単に仕事の効率を上げるだけでなく、工夫したことが役に立ったという経験が仕事をより楽しくしてくれます。
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単語登録のもう一歩先に、スニペットツールというものがあります。
» 参考記事:無料のスニペットアプリ「PhraseExpress」×「いつものテンプレート」で世界が変わります
変換と同時に「数行に渡る定型文」を打ち出したり、「日付・曜日などが自動で入力された定型文」を打ち出すことは単語登録では不可能です。
しかし、スニペットツールであればそれが可能になります。もしさらに凝ったことをしてみたい場合は、参考記事も読んでみてください。
佐々木正悟さんの新刊『Evernote仕事術』、Kindle版も出たようですね。私も「Chapter1 達人の活用術」にて、倉下さんに続いて2人目に登場させていただいています。
佐々木さんからインタビューを受け、Evernoteをタスク管理ツールとして扱う際の工夫や実例についてお話させていただきました。Evernote活用の一助となれば幸いです。
▼濵中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。
» 会社員のための究極のタスク管理 「君ならまかせて安心」と言われる仕事術 5つのコツで「時間」と「情報」は自由に使える! (impress QuickBooks)[Kindle版]