1.グズグズして時間を無駄にしない—やる、やらないを今すぐ決める
2.「やりたいこと」をやる—そもそも何がやりたいのか?
3.長期目標を一本化する—脳が守れるのは1つの習慣
言うまでもなく、3つすべてを実践する必要など、ありません。今現在、あなたに役立つことを1つだけとりあげて、試してみるとよいでしょう。どれも、今日からすぐやれることばかりです。特別な準備など、必要ありません。
さらに、一つ一つの項目について、参考となる良書が何冊か存在します。すでにシゴタノ!で取り上げた本がほとんどですが、再度掲載しておきますので、参考にしてみてください。
1.グズグズして時間を無駄にしない—やる、やらないを今すぐ決める
すぐに役立つ○○、といっても、いつまでも実行しなければ、どんなことも永久に役立たないでしょう。人生の時間には限りがあります。全く陳腐な表現で、聞くのも読むのも書くのもイヤになるほどですが、私たちはこれを無視して生きています。
しかし逆説的に、私たちが時間を無駄にするのは、時間を惜しむせいです。時間を無駄にしたくないから、時間のかかることが、できずにいるのです。そうして時間をいくらか無駄にしたと思うと、ますます大がかりなことはやりにくくなってしまいます。
このことは、『経済は感情で動く』などを読むとよく分かります。一見関係ない本のようですが、お金を時間と置き換えてみると(よく置き換えられれている両者ですが)、惜しむあまり使えなくなる心理に合点がいくはずです。
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学 | |
泉 典子
紀伊國屋書店 2008-04-17 おすすめ平均 |
続編も出ています。
世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ) | |
泉 典子
紀伊國屋書店 2009-01-21 おすすめ平均 |
2.「やりたいこと」をやる—そもそも何がやりたいのか?
とはいえ、何がやりたいことかが分からない、という悩みは意外に多いものです。子供の頃にはそれが明らかだったとしても、成長するうちに、やりたいことがよく分からなくなります。それよりも、やりたくないことの解消ばかりに頭が向かって、麻痺してしまうのでしょう。
そういう人には、うってつけの本があります。しかも全部読み通す必要はなく、第1章の指示に従うだけで、「自分の本当にやりたいことが見つかる」というスグレモノです。
成功ハックス | |
大橋 悦夫
青春出版社 2008-11-22 おすすめ平均 |
もっとそのままずばり、一冊丸ごとこれがテーマ、という本もあります。
「本当にやりたいこと」を見つける本 | |
近藤 裕
ダイヤモンド社 2003-12-12 おすすめ平均 |
3.長期目標を一本化する—脳が守れるのは1つの習慣
やりたいことが見つかったか、もともとそれは持っているという人は、これを一本化された長期目標に置き換える必要があります。やりたい、というだけでは具体的な目標にはなっていないかもしれません。それに、やりたいことは日々、時々、刻々と変化するものです。
また、現代は刺激と情報が多い分、やりたいことが拡散しやすく、衝動が入れ替わりやすいという特性があります。しかし、頻繁に入れ替わる衝動すべてにつきあっていては、長期的にやりたいことを達成することは、ついにできなくなってしまうでしょう。
シゴタノ!でもたびたびとりあげましたが、ここで再度、紹介することにします。『脳が教える!1つの習慣』は本当に良書です。1つに絞ることの重要性は、このように強調されていなくてはならないのです。
脳が教える! 1つの習慣 | |
本田 直之 中西 真雄美
講談社 2008-07-05 おすすめ平均 |
この夏に提供されるというiPhone OS 3.0がまちどおしい。
コピペ、プッシュ通知、A2DP、Spotlight検索。
どれも最優先に欲しかったものばかり。