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意味のある記録を継続するための3つのポイント



大橋悦夫昨日までにTwitterでご紹介している記事のうちグッときたものをピックアップ。


自分にとって意味のあるライフログのとりかたを確立するための手順

・何をしたか。そのとき何を感じたか。(感情)
・何をしたか。どういう前提に基づいてそれを選択したのか。(思考)
・何をしたか。いわゆる「言っていることとやっていることが違う」状態ではなかったか。(行動)

ライフログは自分の感情・思考・行動の記録です。

日々過ぎ去っていく瞬間瞬間を、あとで見返したときに意味をもたらすことができるような形に変換して残しておくことがライフログの実態でしょう。

『ライフログのすすめ』という本に以下のような一文があります。

電子記憶を収集して、自分という存在を発見しよう。

» ライフログのすすめ


本書の中に「完全記憶力(トータル・リコール)」という言葉が出てきます。何かを暗記するという記憶(インプット)に加えて、そこから意味のある記憶を意のままに思い出す(リコール)こと。この2つがそろってはじめて完全な記憶と呼べる、というわけです。

ここで言う「意味のあるなし」は主観的なものです。何を大事にしているかは一人ひとり異なるからです。それゆえに、万人向けの効率的なライフログのとりかた、という方法論を体系化することは困難でしょう。

代わりに、自分にとって意味のあるライフログのとりかたを確立するための手順は体系化できそうです。それが、今回ご紹介する記事の内容です。

僕なりにまとめると、次の3つが外せないポイントだと考えています。

  • 1.記録の対象を明確にしておく
  • 2.記録のトリガーを用意しておく
  • 3.記録の負荷を極小化しておく

1の対象については、記事にもあるとおり「感情」「思考」「行動」の3つで、あとはどういう感情を残して、どういう感情は見送るのかを自分なりに決めておくことになります。

2のトリガーは、これらを思い出すための質問です。

たとえば、以下のエントリーで紹介しているような問いです。

その答えとは、次の2つの問いをもってレビューすることです。

  1. その挑戦では自分がどんな正しいことをしたか?
  2. もう一度チャンスがあればどのようにすべきか?

人は、質問をされれば自然と答えを探し始めます。「考える」ことの実態は記憶をたどることであり、その先にアウトプットがあります。

ライフログによって十分なインプットが蓄積されていれば、あとはここに「質問」を投げかけることで、おのずとアウトプットが引き出せる、というわけです。

3の負荷の極小化については次の記事で。


単語登録は、一回登録するだけで一生その恩恵にあずかれる

アウトプットの効率を上げるためには、可能な限り障害を取り除いておくことが重要です。アウトプットにおける障害とは、入力作業それ自体です。紙とペンにしろキーボードにしろ、思考のスピードよりも圧倒的に遅いのです。

そこで、少ない手間で済ませられるような工夫が必要になってきます。

単語登録は、一回登録するだけで一生その恩恵にあずかることができます。

▼関連記事:


グッときたツイート

ライフログから自分の一番いいところを見つけ出して、魅せる。

「楽しいこと」が手がかり。

「苦しいこと」も手がかり…。

…。


今日の今日訓



 

グッときている一冊

たまたま某雑誌のインタビューで知った「残響」というレコード会社を経営する河野章宏さんの自伝的著作。ひたすら自分の頭で考えて、体当たりで結果を出していく、という生き方にグッときています。

「テーマを持って生きる」ことを目指している人であれば、是非読んでいただきたい一冊です。

たとえ売り上げを上げていても、それによって失うものがあるようであれば、それは正解だとは言えないと思います。深くものを考え、自分の仕事を常に疑い、周りの人に自分は正しいのかを確認しながら進むことを心がけています。

仕事をしていると、いろいろなところで疑問や質問したいことが出てきます。それが本当に正しいのか、なぜそれをやったのかを理解できない場合は質問し、解決するようにしています。

質問することにより、その人の考えの深さや、想いが理解できるようになります。その人やその会社の考えを聞くことで、人や会社とのつきあい方が変わってきます。常に疑問を持つことは、面白い発見にも繋がります。(p.193)

» 音楽ビジネス革命