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自分らしい生き方を見つけるためのドリームリストとマイルールのつくりかた

自由でクリエイティブな人生のつくりかた

11月26日(土)に「自由でクリエイティブな人生のつくりかた」というイベントに参加してきました。

『やらなくてもいい、できなくてもいい。』の著者・四角大輔(よすみだいすけ)さんのトークイベントで、仕掛け人の安藤美冬(あんどうみふゆ)さんとの対談で進行しました。

四角大輔さんは、会社員時代に絢香、Superfly、CHEMISTRY、平井堅などの有名アーティストのプロデュースを手がけ、現在はニュージーランドと日本のデュアルライフを送られています。ニュージーランドでは湖畔に居を構えているということで経営する会社名は「Lake Edge Nomad」。

安藤美冬さんは、大手出版社を飛び出し、ソーシャルメディアを活用することで営業を一切することなく複数の仕事をこなすノマドワーカー。

» セルフブランディング極め、営業ゼロでオファー殺到ーー今注目のノマドワーカー、安藤美冬 (オルタナ) – Yahoo!ニュース

対談の内容は、ハッシュタグ「#amyd」で追うことができますが、僕自身もお聞きしながらツイートをしたので、それをふり返りながらイベントの内容をご紹介します。

» しごたの(@shigotano)/「#amyd」の検索結果 – Twilog

世界に70億人がいれば70億通りの生き方がある



一人ひとりに異なる個性があり、それをきちんと発揮すること。誰かの真似をしても、その人になれるわけではありません。

これはビジネス書を読む時にも気をつけたいポイントです。著者のようになろうとするのではなく、自分だったらどうするかを考えるためのきっかけにするわけです。

人は未知なものを前にすると既存のものでカテゴライズしようとする



ついついやってしまいますね。特に足を引っ張るときに。「○○のマネをしてるだけじゃん」と。

世の中にはそういう目線もあるということで、せめて見せる時には「○○のマネ」はやめましょう。

まず、相手が発信したいことをハッキリさせる



プロデューサーとして、四角さんが最初にすることは相手が何を発信したいのかをハッキリさせること。

そのために、最初にとことん会話をして相手の全てを把握しようとするのだとか。

ありがちなのは「今のトレンドは○○系なので、それ系で売っていきましょうか-」というマーケットありきで考えてしまうこと。

既存の枠にはめ込むと、一時的には売れても長期的には難しい



トレンドに沿うために、ある程度のヒットは見込めるものの、それを長続きさせるのは難しいといいます。

冒頭に書いたとおり、人はそれぞれに固有の生き方があるからです。

必ずピタッとはまるところがある



それをわかりやすく説明したのがこのひと言。まず、自分がどんな形をしているのかを知ること。

その上で、一番ピタッとくる場所を探すわけです。

では、どうすれば自分を知ることができるのか?

ドリームリストをつくる



ツイートしたときは「欲望リスト」と書いていましたが、ドリームリスト、すなわち夢のリストです。

やりたいことを、思いつく限り書き出します。100個でも200個でも。

書き出したら、それをやりたいと思う順に並び替えます。この並び替えが大事だと強調されていました。

なぜか?

ドリームリストの並び替えはブレない自分を作るのに役に立つ



人は放っておくと外部からの刺激に影響されやすくなります。

どんなに「こういう風に生きよう!」と心に決めていても、それをしっかりと心に刻み込んでおかないと、ブレてしまうのです。

ちょうど、潮に流される船のように。

心に刻み込むための方法が、ドリームリストを並び替える作業というわけです。

自分の強みとは?



「ブレない自分」とは、言いかえれば人から見て突出した部分、すなわち強みということになります。

無数の本が「強み」を見つけ、そして伸ばす方法を説いていますが、四角さんのやり方はシンプル。

自分がこれまでに生きてきた過去をふり返り、その時にやってきたことや起きた出来事を調べるのです。

今の自分に通じる何かがそこにあるはずですし、少なからず影響を受けているでしょう。あるいは、両親や祖父母がどんな仕事をしていたかもヒントになります。

これらは、自分を自分たらしめているものを発掘する作業とも言えるかもしれません。

四角さんも安藤さんも、示し合わせたかのように「ドリームリスト」を作り、日々並び替えを行うことで、自分を作ってきたといいます。

自分は自分の意志で作るものなのです。

「スーツを着ない」「好きな仕事しかしない」「気の合う人としか仕事をしない」などなど、お二人それぞれに独自のこだわりを「マイルール」にまとめて、これに忠実であろうとしています。

こういったルールを「身勝手」とか「我がまま」とみなして距離を置こうとする人はいるでしょう。

でも、同じくらい「そういうこだわりを持っているのなら」ということで、近づいてきてくれる人もいるのです。

お二人のお話から感じたことは、常に「枠」に括られることから逃がれ、自由を得ようと奮闘する姿勢です。

これは、どこかにある安住の「枠」を求めてさまよっている人とは真逆のスタンスです。

  • 何かいい方法があるはずだ
  • 自分の知らないところでトクをしている人がいるんじゃないか

そうではなく、ドリームリストやマイルールを駆使して、自分にとって居心地の良い枠を組み上げ、その中で思う存分自分の強みを発揮する。

70億分の1の、自分だけの生き方を見つけ出すための飽くなき挑戦。

一見するとストイックな生き方のように思えますが、実際にお二人の発するオーラに触れていると、むしろ既存のルールや枠組みに合わせて努力を積み上げる方がストイックなのではないか、と思えてきます。

四角大輔さんの著書『やらなくてもいい、できなくてもいい。』には、そんな、良い意味でゆるい生き方のエッセンスが語られていますので、興味を持った方はぜひ読んでみてください。


なお、今回のイベントだけでは「話しきれなかった」とのことで、2月にもう一度日本に来る機会に第2弾を企画するそうです。今回参加できなかった方はお楽しみに。

 

合わせて読みたい:

経営書と思いきや個人の生き方をデザインする上でもヒントに満ちた一冊。目標を見つけ、行動を起こし、これを継続する、というプロセスを回していく中で、壁にぶつかって立ち止まってしまったときが読み時です。打開のためのヒントが得られるはずです。

ちなみに、トレンドに流されないという考え方は本書にも出てきます。


今回のお二人から感じたことは、「(自分が)成功したい」という想い以上に、「周りの人に成功してもらいたい」という気持ちがあふれているところ。

本書には、この両方のパッションが美しく織り込まれています。まずは自分のために読み、次に周りの人のために読む、という異なる読み方ができるのです。


最後に「プロデュース」となればこの本は外せないということでご紹介。

私たちはみな、自分が考える以上に、自分のなかにすごい可能性を持っている。

そして、誰にでも、自分のやりたいことを実現し、周りの人々を幸せにする潜在的な力がある。

だが、人間は「自分のやりたいことを閉じ込めてしまう檻」をつくってしまう。飛びたいところを飛びたい蝶をつかまえて、籠のなかに入れてしまうように。

そうしないと、自分の役割を果たせないとか、誰かに怒られるとか、大人じゃない…と考える癖が、私たちにはいつの間にかついてしまうようだ。

本書もまた、2つの方向性を合わせ持っています。すなわち、

  1. 自分の内にいる「蝶」を見つけ出し世に放ちたいと思っている人
  2. 他人の内にいる「蝶」を見つけ出し世に放ちたいと思っている人

です。『やらなくてもいい、できなくてもいい。』が四角さんの体験をベースに枠を外していく方法が語られているのに対して、本書はまるで教科書のようにプロデュースとは何なのかについて、詳細かつ体系的に解説しています。

(セルフ)プロデュースにじっくり取り組みたい人にはおすすめです。


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