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仕事は取りかからないと終わらないが、終わらせようとすると取りかかれない



大橋悦夫結論からいうと、取りかかるときに「終わらせなくてもいい」と自分に言い聞かせることです。

「終わらせなければならない」と思うと、緊張感が高まり「コンディションが整うまで待とう」「もっと時間があるときにしよう」という理由で先送りされやすくなります。

その結果、別の仕事の締め切りが迫ってきて、ますます時間がなくなり、取りかかるハードルは上がるいっぽうです。

これは、借金をしている人が「全額返済できるようになるまで返済は一切おこなわない」と決め込むようなものです。

借金は増える一方なので、必ずどこかで破たんします。

つまり、締め切りを延ばしてもらうか、ほかの仕事を犠牲にするか、徹夜をするかのいずれかを余儀なくされます。

“少額”でもいいので、とにかく毎日“返済”する

無理なく続けられる分量を見極め、毎日欠かさず続ければ、日数はかかりますが必ず終わります。

ただし、借金には利子がつくため、返済額が利子額よりも小さければいつまでたっても完済できません。

仕事においても同じことが言えます。

細かく分割しすぎると、「昨日はどこまでやったっけ?」という昨日の自分からの引き継ぎの時間が増えるため、仕事そのものはなかなか進まなくなるのです。

仕事における「返済額が利子額よりも小さい」とは毎日が「昨日の自分からの引き継ぎ」だけで終わってしまう状態です。

従って、

  • 毎日無理なく続けられる分量
  • 毎日確実に進捗する分量

という2つの条件が満たされている必要があります。

逆にいえば、この条件を満たす最適解を見つけ出せれば、最小のエネルギーで最大の成果が得られることになります。