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14日間手つかずだったプロジェクトに、ある日突然取りかかることができた理由

By: Brian MckayCC BY 2.0


大橋悦夫2年ほどまえのことですが、ふと「やろう!」と思い立ってTaskChuteに

  • ×××××のプランニング

というタスクを登録しました。

それから2週間のあいだ、取りかかることなくTaskChuteに居残り続けることになります。

プランニングとは名ばかりで、実際にはこの×××××を終わらせてしまおうともくろんでいたのです。

現実には、しかし、いっさい手を付けられず、空しく2週間が過ぎ去ったのでした。

その直後、ある対策を施したことで突然取りかかることができました。

「終わらせようとする」のをやめる

一言でいえば、「終わらせようとする」のをやめることでした。

代わりに「始めるだけにとどめる」。

具体的には、

  • ×××××のプロジェクトノートを読み返す

というタスク名に変えること。

プロジェクトノートとは、プロジェクトごとにそのプロジェクトについてのやるべきことやアイデア、記録など、あらゆることを書いておくためのものです。

僕はAsanaというアプリでプロジェクトノートを運用しています。

デイリーリピートで刻む

また、TaskChuteではタスク名の末尾に(repeats)をつけることで、このタスクはデイリーリピートになります。

終えるたびに自動的に翌日分が複製されます。

プロジェクトノートを読み返すだけなので、見積時間は5分で十分でしょう。

たった5分、しかもプロジェクトノートを読み返すだけということであれば、

「それくらいなら、まぁ、やってやろうじゃないか」

という流れになりやすいのです。

“うっかり”手を付けるようにもっていく

さらに、プロジェクトノートへのハイパーリンク(Asanaのプロジェクトごとのパーマリンク)をTaskChuteに設定しておけば、このタスクに取りかかるべく、「開始時刻」に時刻を入力したとたんに、該当のプロジェクトノートが自動的に開きます(※)。

あとはもう読み返すだけ。

読み返すだけといっても、読んでいるうちにあれこれ気になり出します。

  • あれ、どうしてこんな風になっているんだろう?
  • ここはもっとこうしたほうが良いんじゃないか?
  • これは今すぐにできそうだからやってしまおう!

ということで、“うっかり”手を付けてしまうのです。

これが狙いです。

いくつかのプロジェクトではこのやり方で、少しずつ毎日確実に進めることができていたのですが、件の「×××××」については一日でも早く完了させたい、という前のめりな気持ちがあったせいか、

「毎日少しずつなんて悠長なことは言ってられない!」

という焦りがあったようです。

でも、そのせいで結局14日間も無駄にしてしまったのですから、最初から悠長なことを言っておけばよかったのです。

※参照:リンクを使って、TaskChuteを「ホーム画面」化する

» タスク管理ツール TaskChute2

タスク管理ツール・TaskChute2


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関連エントリー:

仕事は終わらせようとすると終わらないので、始めるだけにとどめる 

01


停滞しがちなプロジェクトを前に進めるためのヒント 

言葉にできないことは実行することができません。
言葉にできないことは中止することもできません。

「何ができていないのか」がわかれば、
「何をやめたいのか」がわかれば、
おのずと、その「何」に注意が向きます。

まずは、言葉で捕まえてみること。