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仕事術は「テクニック」を実体験として知っているかどうかが重要です

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photo credit: Vicki’s Pics via photopin cc

浜中省吾あなたが知っている仕事術のテクニックのうち、習慣化できているものはいくつありますか?

世の中には仕事を「うまくやる」ためのテクニックが、本やインターネットでたくさん紹介されています。

これらの中には、文字で読むとインパクトが小さく「ふーん、そうなのか」で流してしまうようなものが多く含まれています。

例えば、次の記事では5つのテクニックが紹介されていますが、いずれも話に聞くのと実際にやってみるのとでは、効果に対する印象は大きく違うはずです。

1.物理的行動を意識して書き出す
2.「5W2H」を意識して書き出す
3.具体的に書けないなら目的と目標を書き出す
4.キータスクを意識する
5.実行しやすい環境を準備しておく

via 連休明けに備えて「やることリスト」をつくる際の5つのコツ | シゴタノ!

やった場合、やらなかった場合を何度も経験して初めてわかる

この記事の例で言えば、特に「3.具体的に書けないなら目的と目標を書き出す」などは実際にやってみないと、このテクニックの良さはわかりにくいと思っています。

このテクニックは地味ですし、しかも「遠い未来の自分」のために行なうテクニックであり、効果を実感するためにはある程度の時間の経過が必要だからです。

こんな経験はないでしょうか?

「~をする」と書いたメモ書きをふと見つけたものの、何のためにこれをしようとしていたのか思い出せない。

何のための仕事がわからないので、どうすればいいのかよくわからず、やる気も起きない。かといって、上司に今さら聞き直すのもなんだか嫌だ。

これに対する特効薬が正に「3.具体的に書けないなら目的と目標を書き出す」なのです。

タスクに関するメモをつくるときに、少し面倒だけれども目的と目標を書き出しておく。これだけで未来で嫌な思いをすることを回避できるのですが、実際に何度かやった場合と、やらなかった場合とを体験してみないとその効果が理解しづらいのです。

地味なテクニックの積み重ねが「できる人」をつくっている

ということで、一見地味だったり、「ふーん」で終わってしまいそうなテクニックほど、一度試してみることをおすすめします。

スポーツなどでも、知識として知っていたり、練習でできる程度であれば、テクニックとしてほとんど意味がありませんよね。

実戦でも試してみて、やらなかった場合と比較して効果を実感する。そうして一見地味なテクニックでも、習慣として少しずつ身に付けていく。

こうした積み重ねがあるかどうかが、上手なプレイヤーとそうでないプレイヤーの差を作ることは容易に想像できますよね?

仕事術でもそれは同じことだと思います。仕事ができる人は地味なテクニックの積み重ねの上で「できる人」になっているのです。

あなたも「知っている」を「いつもやっている」に変えてみませんか?

おすすめのテクニック本

ちょっとしたテクニックを数分で1つずつ知ることができます。電子書籍版もありますので、仕事の合間や休憩時間にスマホで読むと、モチベーションもあがっておすすめです。


▼編集後記:
濵(はま)中省吾



「知っている」と「いつもやっている」で大違いだと思うテクニックとしては、例えば「5分だけ手をつけてみる」などもあります。

知っていても、「5分やる気すらどうしても起きない!」と思う場合もあるのですが、そんなときでもやるようにしています。

そのベースとなっているのは、やはり5分手をつけたことによる「成功体験」の積み重ねと、何もやらなければ本当に仕事が進まないという体験の積み重ねでしょう。

これによって「5分だけ手をつけてみる」という一見地味なテクニックが私の中で大きい存在になっているのです。

とにかく試してみないと、試さなかった場合(=おそらくやらないより劣る状態)に気がつくことができませんから、実践あるのみなのです。


▼濵中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。