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トップ > シゴタノ! > 本当は教えたくない本『プロの資料作成力』




池田千恵既にベストセラーになっており、書店でも大きく展開されているのですでに読まれた方も多いかもしれませんが、『プロの資料作成力』を読みました。

» プロの資料作成力


著者の清水久三子さんは日本IBM グローバル・ビジネス・サービス事業部、ラーニング&ナレッジ部門リーダー。社内外、延べ2000人以上の方に資料作成(ドキュメンテーション)の研修を行ってきた方だそうです。

私の前職は外資系戦略コンサルティング会社の資料作成部門です。毎日100枚以上、累計7万5000枚以上の資料をひたすら見て、作り続けて行く過程において、相手が納得する資料とはどんなものかを6年間、現場で学びました。

また、昔から私は「何を言ってるか意味がわからない」と言われて話を遮られてしまったり、人前に立つと頭が真っ白になって立ち尽くしてしまうような人間で、それが強いコンプレックスでした。だからことさらに「伝える」「伝わる」とはどういうことかを気にして、日々学び続けてきました。

自分が相手とうまくコミュニケーションを取れずに悔しい思いをし続けてきたからこそ、解決する手段をずっと研究し続けているわけです。今は「相手に伝わる」ことを主軸として、雑誌連載、資料作成手法や図解の手法について講演や企業研修をしています。

そんな背景から、もちろんこの本は発売当初から気になっており、すぐに買いました。

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「わーこれ、書いちゃうの?」「やられた!私これ書きたかったのに!」

発売してすぐにこの本について書かなかったのは、正直言って教えたくない本だったからです。資料作成の真髄が書かれている本ですから。「わーこれ、書いちゃうの?」「やられた!私これ書きたかったのに!」という感じです。

(独立して数年なのに何をおこがましいことを、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この本を手に取ったときの最初の正直な感想はこれでしたので、生々しい気持ちもあえて書きました)

しかし、そんな心の狭いことを言っていられないと考え直しました。

ビジネスパーソンとして必ず通る道である「資料作成」。普通に過ごしていたら、誰も資料作成の方法なんて教えてくれません。自己流や先輩の見よう見まねでなんとか過ごしていることが多いでしょう。でも、なんとなく作った資料を読んで、相手が分かってくれると思ったら大間違い。誰もが作り、読む資料だからこそ、理解してもらえ、納得して動いてもらえることが大事なのです。

「こんなはずではなかった」という悔しい思いをしないためにも

資料作成がまずいばっかりに、ビジネスシーンで「こんなはずではなかった」という悔しい思いをしないためにも、必ず役立つすばらしい本だと思います。私もこの本を参考にしながら、更に深く学びたい、と強く思う本なので紹介します!

この本は、サブテーマに「意思決定者を動かすテクニックとおもてなしの心」と書いてあります。このサブテーマに、もう真髄が現れています。

テクニックだけで人は動かない。相手に対するおもてなしの心があってこそ、

  • この資料を読んでもらうことでどうなって欲しいか
  • この資料が見やすいか、読みやすいか

を本気になって考える。そして初めて、相手が動いてくれるのです。

それがない資料は、ただの思い込み、押しつけです。

でも、「おもてなしの心」なんて見える化できるの?とお思いかもしれません。アイマイで分かりにくい概念だし、人によって「おもてなし」に対する考えも違いますよね。

この本のすごいところは、

  1. 目的
  2. ターゲット
  3. メッセージ
  4. 構成
  5. ビジュアル化

という、資料作成のプロセスにおいて、「おもてなし」の気持ちを法則化し、具体的にどうしたら良いかというところまで明らかにしているところです。

つまり、この本自体が、独りよがりでなく相手のためを思う「おもてなし」の心で書かれている、ひとつの作品ということができます。

事例も豊富。料理の例えで納得できるよう説明されていたり、若手ビジネスパーソンが陥りがちな思考をストーリー仕立てで書かれており、具体的で分かりやすいです。

(料理の例が多く、筆者の清水さんはきっと料理好きなのではないかな、というところも勝手に親近感を抱きました。私も飲み食い大好きなので)

心よりおすすめします!

» プロの資料作成力


▼編集後記:
池田千恵



図を使って自分の「根っこ」となる想いを思考整理し、考えを深めて発信する手法をトータルでお伝えしている講座「働きウーマンに贈る 私であるための企画力講座」は、おかげさまで残席1となりました。

関東地方以外からもお申し込みがあり、皆さんの強い思いをひしひしと感じています。ありがとうございます。お申し込み締め切りは7月18日(水)です。お目にかかれることを楽しみにしております!

2012年7月21日(土)開講 iプラ本講座 ≪残席1≫

◎全4回

  • 第1回 2012年7月21日(土)10:00~17:00
  • 第2回 2012年8月18日(土)10:00~17:00
  • 第3回 2012年9月15日(土)10:00~17:00
  • 第4回 2012年10月20日(土)10:00~17:00

◎開催場所

  • 日本橋(東京)


▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。



▼「書評」の新着エントリー

» 「書評」の記事一覧

「タスク管理トレーニングセンター」のご案内


タスクカフェは東京(渋谷)でのみ開催しているため、地理的にご参加が難しいという方、あるいは日程的に厳しいという方もいらっしゃるかと思います。

そこで、オンラインコミュニティ「タスク管理トレーニングセンター」を開設しました。


▼タスク管理トレーニングセンターとは?

「タスク管理トレーニングセンター」は、タスク管理にまつわる以下のような課題に取り組みます。
  • いろいろな本を読んだりセミナーを受けたが自分なりの方法が確立できていない
  • こちらの業務環境や状況に合わせて客観的なアドバイスをして欲しい
  • 誰に質問していいのか分からない
  • どのツールが自分に合うのかが分からない
  • TaskChute2で「こういうこと」をしたいが方法が分からない
  • たすくまで「こういうこと」をしたいが方法が分からない
  • TaskChute Cloudで「こういうこと」をしたいが方法が分からない
  • この使い方で合っているか不安
  • もっといいやり方があれば教えて欲しい
  • 他の方とタスク管理に関する課題を共有したい
これらの課題の解決のために以下のようなメニューをご用意しています。
  • タスク管理アプリの開発者とタスク管理のエキスパートがあなたのご質問にお答えします
  • 一般非公開のコミュニティで他の参加者の方と課題を共有できます
  • タスク管理の考え方・やり方の理解を深めるためのレクチャー動画をご覧いただけます

ご質問にお答えするのは、TaskChute開発者の大橋悦夫、たすくま開発者の富さやか、TaskChute Cloud開発者の松崎純一、そして、タスクシュート歴10年の佐々木正悟の4名です。

また、毎月のタスクカフェのレクチャー内容を動画で公開しています。

これまでにお答えしているご質問や現在公開中のレクチャー動画については、以下のページにて詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

» タスク管理トレーニングセンター
タスク管理トレーニングセンター

タスクシュート® とは?

» TaskChute2(Windows・Excel)

タスク管理ツール・TaskChute2


» TaskChute Cloud(クラウド)

TaskChute Cloud

» たすくま(iPhone)


» たすくま「超」入門
たすくま「超」入門

08月05日(土) たすくま「超」入門講座・2017年版

タスクカフェ
今回のテーマは、

たすくま「超」入門講座・2017年版

です。

タスクシュートのiPhone版「たすくま」について2017年現在最新の活用法を入門レベルから実践レベルまで詳しく解説します。


タスクカフェでは、これまでにも「たすくま」をテーマに開催したことがありますが、「たすくま」のリリース(2014年7月15日)から3年がたち、「つい最近使い始めたばかり」という方も少なからずいらっしゃるかと思います。

そこで、改めて「タスクシュートの基本的な考え方」をお伝えしたうえで、「たすくま」を無理なくスタートさせるための最低限の設定と操作知識を解説します。

また、すでにお使いいただいている方むけには、新たに追加された機能・手間の少ない操作方法・意外と知られていないちょっとした工夫、などなど時間の許す限りご紹介いたします。

「たすくま」の導入を検討されている方はもちろん、「たすくま」の真価を引き出しきれていないのではないかとお考えの方も、ぜひご参加ください。

好評いただいている個別相談の時間もご用意していますので、知識としては理解できているとは思うものの、なかなか実践に結びつけられず苦戦している、という方は、ぜひこの機会にブースターとしてご活用ください。


現在、満席です。キャンセル待ちをご希望の方はこちらよりご登録をお願いします。

» 仕事を予定どおりに終わらせたい人のための「タスクカフェ」@渋谷


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