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自分を変える「小さな習慣」をつくるための3つのポイント
2008/06/16 Mon 13:05 by 大橋 悦夫 このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリを含むはてなブックマーク

タグ:『やる気ハックス』

去る6/14(土)、Lifehacking.jpの堀 E. 正岳さんを招いて下記のセミナーを開催しました。

» Lifehacking.jp管理人が登壇!自分を変える「小さな習慣」のつくり方


前夜は百式の田口さんによるGTD創設者デビッド・アレン氏を招いてのセミナーにお邪魔しており、この2日間は知的刺激に満ちた週末となりました(その分、昨日一日は何もせずに過ごしましたが…)。

切り口は無数にあるのですが、せっかくなので土曜日のセミナーの主題である「小さな習慣」のつくり方に沿う形で、この2日間のインプットを整理したいと思います。


自分を変える「小さな習慣」をつくるための3つのポイント


続けることから離れる


今回のセミナーのテーマは「習慣をいかに続けるか」。逆説的ですが、続けるコツは続けることからいかに離れられるかだと思っています。

それゆえに、僕のパートでは次の3つを挙げました。

 1.バリエーションを増やそう
 2.手応えを感じよう
 3.回り道を楽しもう

1つめの「バリエーションを増やそう」とは、「やる」か「やらない」かの二者択一に陥ることによる、失敗確率50%の状況を打破するための手段です。例えば、腹筋がなかなか続かないということであれば、腹筋のやり方を54種類用意しておき、その中から選ぶようにすることで、

 「今日は疲れているから、一番ラクなこのパターン21でやっておくか」

という良い意味での妥協を引き出すことができます。黒と白のモノトーンではなく、その間に無数のグレーを用意しておくことで、「望ましくない極端」を避けるわけです。

言い換えれば、「大当たり」と「はずれ」の2種類だけのくじに、「2等」や「特別賞」などの「準当たり」をたくさん混ぜ込むことによって「やらない」(はずれ)が選ばれる確率を引き下げるともいえます。

そういえば、堀さんは、自分が大切だと思っていることほど、全力でそこから逃げ出すもの、というお話をされていました。大切なものほど「こんな中途半端な気持ちで取り組んではいけない!」ということで、取りかかりの敷居を自分でどんどん引き上げてしまうのです。これは、「やるからには大当たりを引かなくてはならない」という強迫観念にとらわれるようなもので、例えば、

 「とりあえず1回でもいいからやったら腹筋をやったことにしてOK!」

という「準当たり」を混ぜ込むことで回避できるはずです。

さらに、デビッド・アレンさんも、やる気をなくす最も確実な方法は「遠い目標を置くことだ」と言っていましたが、これも自らブレーキを踏む行為の1つでしょう。

やる気ハックスやる気に関していえば、先日ご紹介した『やる気ハックス』で挙げられている6つのポイントのうちの1つ「トリックを仕掛けて『やる気』を引き出せ」が今回の話に沿う内容であり、より実践的に解説されています。

1つだけ紹介しておきます。

脳が緊急事態にやる気を出すのは、そこから逃れることが「報酬」だと感じるからですが、わざと緊急事態をつくり出し、脳に「このピンチを切り抜けなければ!」と思い込ませればいいのです。



努力し過ぎない、妄想し過ぎない


人が努力を続けられるのは、その先に報酬があるからであり、また、努力の熱量は最終的には報酬の多寡によって決まるといえるでしょう。

つまり、無駄なことはしたくないですし、楽をして大儲けもできない、ということです。

この原則を頭でわかっていながらも、どこかで期待しているのが人間です。それゆえ、この期待に応えてあげることが、努力を後押しすることにつながります。もちろん、期待に100%応えることはできません。ここで必要なことは「やった分だけきちんと支払ってもらえるのだ」という実感と安心感です。

それが、2つめの「手応えを感じよう」の内容です。

報酬が高すぎれば、相応の努力も求められることになり「自分にはとても無理」とくじけてしまいます。「遠い目標」問題です。

一方、報酬に比して努力が込みすぎると、「これだけがんばったのに、儲けはたったこれだけか!?」という落胆とともに、努力はバーンアウト(燃え尽き)してしまうでしょう。

そうなると、ほどほどの努力で、ほどほどのゴールを目指すのが長く続けるためのコツということになります。

自分の“ブレーカー”を落とす


これは、セミナー後に堀さんと雑談していた折にうかがったアイデアです。

これまでの2つと少し矛盾するかも知れませんが、何かを習慣化するためには、自分で行けるところまで行ってみる“越境体験”がカギになります。常に自分の限界を知り、その枠を少し超えるぐらいの努力を重ねることで、その枠を押し広げることが可能になるからです。

堀さんはこのことを「自分の“ブレーカー”を落とす」と表現されていました。ブレーカーが落ちて初めてそこが自分を維持しながらできる努力の限界だとわかるからです。

一見無駄に思えるこの回り道を楽しめるかどうか、それが継続の踏切台になるでしょう。

そういう意味では、今回ご紹介した3つのポイントの中でまず初めに取りかかるべきは、自らの“停電”かもしれません。




▼堀さんによるレポート:
[Lifehacking Diary] イベント・インタビュー・セミナー | Lifehacking.jp

▼セミナーにご参加いただいた方のレポート:
文学的ハードコアによる全てを詩で読みたいブログ  あきらめたらそこで試合終了ですよ
「シゴタノ!セミナー:自分を変える「小さな習慣」のつくり方」で得たもの - koeだめ
井上敬介のブログ 『シゴタノ!セミナー:自分を変える「小さな習慣」のつくり方』に行って来ました!!
学びってなんだろう?: 習慣を作るコツ
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▼関連:
書評『やる気ハックス』 
Lifehacking.jp管理人が登壇!自分を変える「小さな習慣」のつくり方 




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