成功法則が明らかになっていながら、どうしてその法則に則った行動をとる人が、こんなにも少ないのか? それは、先ほど述べた2つ目の理由の「腑に落ちていない」ことが原因だと考えます。
腑に落ちていない……つまり、確信していないわけです。それは、本に書いてある内容に対して確信できないのかもしれませんが、もしかすると読んだ本人が自分自身に対して自信が持てないからなのかもしれません。
人は自信が持てないことをめったにやるものではありません。宝くじを購入する人は、「もしかしたら、当たるかも」と考えるから買うのであって、「絶対、当たるわけない」と思う人は、まず宝くじを買うことは無駄であると考えます。
今回ご紹介する『宇宙を味方にしてお金に愛される法則』は、そのタイトルからして少し引いてしまうかもしれません。原題は、
“You Were Born Rich”
つまり、「人は本来裕福である」ということです。
特に日本人はお金に対するタブー意識が高いため、なかなか本書のようなタイトルは敬遠されがちかもしれません。それは僕にとっても同じです。それだけに、実際に読んでみて、内容とのギャップ(いい意味で)に驚かされました。