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書評
望むキャリアを手に入れるまでの6つのステップ
1.「依存者・犠牲者」ではなく「創造者」になる(p.89) 2.「今の、ありのままの自分」を客観的に把握する(p.93) 3.「自分がどこに行きたいのか」を見つける(p.96) 4.望むキャリアのイメージを明確に描く(p.98) 5.望みの実現を信じ、イメージし続ける(p.106) 6.行動を変える 今回ご紹介する『生まれ変わっても、この「仕事」がしたい』は、その名からわかる通り、いわゆる「キャリア本」です。 キャリア(≒生きる道)は、それこそ人の数だけありますから、そこには正解はありません。自分にとってしっくり来るかどうかがすべてなのです。 そうなると「自分にとってしっくり来る」ような選択ができる技術が求められます。野球でいえば、自分にとって打ちやすい球を見極め、確実に打ち返す「バッティング力」です。 今回はその技術の外枠にあたる部分を、本書の「キャリア実現の手順」を手がかりに6つに分けてご紹介します。 -
自分の事業を育てるために
偶然を積み上げていく生き方
『偶キャリ。』という本を読みました。 この本の冒頭には以下のようなくだりがあります。 「何をやりたいか」、「何はやりたくないか」は、実際にその「何か」と出会ってみて初めてわかるところがある。「“良いキャリア”とは何か」を考える前に、とりあえずキャリアの一歩を踏み出すこと──。 自己分析や自分のスキルの棚卸しばかりしていても、肝心のキャリアはスタートしない。そうした現在のキャリアプランニングの考え方や既存のキャリア理論に対して疑問を感じたことも、本書を書くきっかけの1つである。 僕自身のこれまでを振り返ってみると、常に行き当たりばったりの選択を繰り返してきています。少し長くなりますが、書き出してみると、