呼吸中、なぜこれについて考えているんだろう、と一瞬我に帰ることがある。
まさに、現実との境界線があいまいな夢のような感覚。 ← まさに『インセプション』のカフェのシーン。
気づいたらそれについて考えていて、しかし、それは必ず記憶の断片。
今回思い出したのは『蒲田行進曲』。
朝でも夜でもセットの中は自在に朝にも夜にも切り替えられる。
とはいえ、セットかロケかは映像を見ればだいたい分かってしまう。
いま生きているこの世もすべては何かの収録なんだと思うと、面白い。
カットがかからないだけで、ずっとカメラは回っている。