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ハウルの動く城(2004)

いつか観ようと思いつつ、えんえんと機を逸していた『ハウルの動く城』を観る。

ソフィーの視点からだけで描かれているからこそ分かることと分からないこと。
これは見方を変えれば『由宇子の天秤』の同じ構造だ。
主人公の主観のみをすべて見せることで、おのずとそれ以外の登場人物の視点から見た世界が隠ぺいされる。