秋の夜長にじっくり読みたい10冊

カテゴリー: まとめ記事書評

By: Phuket@photographer.netCC BY 2.0


今月はまだ残り2日と少し残っていますが、速報的にまとめておきます。
10月にシゴタノ!で人気のあったビジネス書のご紹介。

秋の夜長にじっくりどうぞ。

第10位


即効性は全然ありませんが、繰り返し触れることで少しずつ自分の中に問いが残る一冊。おすすめはオーディオブック版を移動中に繰り返し聴いたうえで、本書を読むこと。耳に残っているので高速で読むことができます。僕自身は毎朝のジョギング中に聴いています。

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第9位


このブログを読んで下さっている方であれば、おなじみのクラウドツール(Gmail、Evernote、GoodReader、Instapaper、Dropbox、SugarSync、Remember The Milk、Posterous、flickr、iPhone、iPad、ScanSnapなどなど)を仕事に役立てるための解説書です。

でも、本書は解説書(=マニュアル)というより手引き書(=ガイド)です。説明するだけで終わらせずに、具体的にどのようなシーンでどう役に立つのかにまで踏み込んで解説しています。

例えば「GoodReaderを使えば○○ができます」で済ませずに、「GoodReaderをこうして、ああして、こうすることで、ビジネスシーンにありがちな△△という問題を短時間で解決できます。その具体的な手順はこうです」というところまでくどくど説明しているのです。

著者はなぜこの本を書いたのか? 多くの解説書は「解説するため」と答えるかもしれませんが、本書は「自分で試行錯誤して得られたエッセンスを多くの人とシェアするため」ということになるでしょう。

でも、それだけではまだ解説書の域を出ません。

本書がきわだっているのは、「無駄な時間を少しでも減らしたい」という著者自身の切実な想いがその根底にあることです。

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第8位


現在じっくりと実践しつつ読み進めている一冊。特にフリーランスで仕事をしている人には、値決めという最も重要で最も難しい課題に取り組む上でのガイドになるはずです。

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セオリーにとらわれて、ポリシーを見失っていないか? 
・むやみな「安売り」はなぜいけないのか?
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第7位


もはや説明不要の一冊ですが、2005年に出会って以来、折に触れて読み返しています。仕事なんて楽しいものであるはずがない、という人にもぜひ一度読んでいただきたいです。人生の大半の時間は仕事に費やされるわけですから。

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※大量にあるので、こちらからどうぞ。

第6位


佐々木正悟さんによる選書。

繰り返しになりますが、読んでいい気持ちになっていても仕方がありません。次々と繰り出される実例は、読者の部屋がきれいになっていく実例ではなく、メアリさんやジョージさんの実例に過ぎません。

とはいうものの、「すべてを実行する」などと考えるべきでもありません。本書の「やってみよう」の数は、まさに計算ドリルのそれであり、全部やろうとしても、なかなかできるものではないでしょう。

「この本に書いてあることをすべて実行すれば」などという書評を時々見かけますが、本書に書いてあるすべてを実行すれば、部屋くらいきれいになって当然です。少し視点を変えなくてはいけません。

▼関連エントリ-:
「だらしさなさ」と決別するドリル 

第5位


久々に熱中して読んでしまった一冊。やはり著者の心意気というものは紙面越しにも伝わってくるものです。以下のエントリーでも書きましたが、紹介されている72個のiPhone/iPadアプリはいずれも著者が実際に使ってみて「本当に紹介したい!」と思ったものばかり。

アプリ以外にも、たとえばiPadで使えるスタイラスについて複数の商品を使い比べ、さらには自作までしてその使い勝手を異常に詳しくにレビューしています。そんな著者のマニアックなエネルギーに是非当てられて欲しいです。

▼関連エントリ-:
iPhone/iPadアプリ探しに時間を取られてアプリを活用しきれていない人のための一冊 

第4位


著者はファイナンシャルプランナーや投資アドバイザーといった、いわゆるお金のプロフェッショナルではなく、一貫して子どもの教育に関わってきた人物であり、自身も2人の子どもを持つ母親でもあります。

それだけに、純粋に子どもに「お金の面で苦労させたくない」という思いがひしひしと伝わってきます。

絵にするとこんな感じです。とても基本的なことなのですが、ここをおろそかにしたまま年を重ねていくと後で大変な苦労を強いられることになります。逆にいえば、ここをきちんと固めておけば、安心して年を重ねていくことができるでしょう。

▼関連エントリ-:
お金で苦労したくない人のための一冊 

第3位


佐々木正悟さんによる選書。

著者の解いている「行動分析学」の基本はこうです。「人の行動は、付随する行動の結果によって強化されたり弱化され、強化が優勢であれば同じ行動が繰り返され、弱化が優勢であれば行動が消えていく」。

これだけであれば、一般的な行動科学であって、目新しくはありません。が、本書の魅力は、この基本線にしたがって、ごく日常的な行動を次々に明らかにしてみせるところにあります。

タイトルにもある「人はなぜ約束の時間に遅れるのか?」も分析されています。そのほかにもたとえば次のような行動についての分析が並びます。

▼関連エントリ-:
人は、なぜ約束の時間に遅れるのか 

第2位


佐々木正悟さんによる選書。

ライフハックが好きな人は、たいてい文具も好きですが、私は文具があまり好きではありません。手先が器用でないのでうまく使えないことが理由の一つで、もう一つはたくさんありすぎて買い物に失敗することが多いからです。

こういうことは以前にも書きました。そんな私にとっては、文具王・高畑さんによる「文房具ハック」はとてもありがたい本です。

なぜある文具を選び、別の文具ではダメかがまずわかり、つぎに買った文具をどう使えばいいかまで丁寧に教えてくれる本です。すなわち文具についてのすべてがそろっている本であり、文具で迷うことがある人は、絶対に買って手元に置くべき一冊です。

▼関連エントリ-:
文具で迷う人は必読。文具王の文具ハック 

第1位


首位は厳密には本ではありませんでした。手帳です。

僕もすでに手に入れて11月1日が来るのを待ち遠しく思っています。徐々に朝方に切り替えていっています。使用開始は週明けの月曜日から。

これから寒くなりますが、この手帳をパートナーに迎えて冬を乗り越えていきましょう。

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11月からすぐに使える『朝活手帳2011』~2010年10月16日発売! 

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