住信SBIネット銀行に口座を開設したのは2008年10月4日だった大橋です。
2020年7月31日に導入された「スマート認証NEO」という認証サービスで少しだけ困った問題に直面しました。
すでに解決(に向けて行動を開始)していますが、僕と同じ状況にある方はおそらく同じ問題に直面する可能性が高いので、問題の内容と対処法をご紹介します。
- 状況
- 住信SBIネット銀行で個人と法人と2つの口座を開設している
- 両方の口座で同じスマートフォンで スマート認証NEO の設定をしようとしている
- 生じる問題
- 一方の口座で スマート認証NEO の設定をすると、他方の口座の スマート認証NEO が解除されてしまう
実際に僕が直面した問題は以下の通り。
- 法人口座に スマート認証NEO を設定した
- 問題なく認証が行えることを確認した
- 個人口座にも スマート認証NEO を設定した
- 問題なく認証が行えることを確認した
- 法人口座にログインしようとしたら「エラー」
最初は何が起こったのかが分かりませんでしたが、要するに、
- 1つのスマートフォン(電話番号)で複数の口座の スマート認証NEO の設定はできない
ということのようです。
本記事では以下について書きます。
- 2つの口座に スマート認証NEO を設定した結果、エラーになったときの対処法
- 個人口座と法人口座の2つ持ちの人はどうすればいいか?
2つの口座に スマート認証NEO を設定した結果、エラーになったときの対処法
エラーの詳細
両方の口座に同じ電話番号で スマート認証NEO を設定すると、先に設定した口座にログインできなくなる(画像のようなエラーが出る)。
解決手順
以下はすべてエラーが出ているスマホに関する操作です。
スマート認証NEO 登録解除
まず、以下のページで スマート認証NEO の登録解除を行います(PCからでもOK)。
» スマート認証NEO | 商品・サービス | 住信SBIネット銀行
▼左側のメニューから「端末変更・解除」をクリック
▼一番下の「スマート認証NEOの登録解除」をクリック
▼必要事項を入力のうえ、「確認する」をクリック
※ここで入力する電話番号(SMSを受け取る端末)は他方の口座で スマート認証NEO を設定しているものと同じでも大丈夫です。
以上で、スマート認証NEO の登録解除が完了します。
アプリを削除
いったん、住信SBIネット銀行のアプリを削除(アンインストール)します。
※スマート認証NEO の登録解除に加えて、アプリの再インストールも必要です。
アプリを再インストール
再度、住信SBIネット銀行のアプリをダウンロード&インストールします。
▼iPhone
▼Android
ログイン
あとは、通常どおりIDとパスワードでログインすればOK。
生体認証の設定をしておきましょう(以下はiPhoneの画面です)。
個人口座と法人口座の2つ持ちの人はどうすればいいか?
SMS回線を増やすか、セキュリティリスクを受け入れるか
確かに1つのスマートフォンで複数の口座の認証ができれば利便性が高まりますが、同時にセキュリティリスクも高まります。
とはいえ、ユーザー目線で考えると、住信SBIネット銀行の個人口座を持っている人が起業すれば、多くの場合、同行の法人口座を開設するでしょう(法人口座 → 個人口座という流れも当然あるはずです)。
特に、僕のような「ひとり法人」であれば個人名義と法人名義で2つの口座を持っている人は少なくないと思うのです。
そして、ひとり法人であればスマートフォンは普通は1台でしょう。
まぁ、僕は2台以上(iPhone×3+Pixel 3×1)持っていますが、 スマート認証NEO の設定に必要なSMSが使える契約は1回線のみです。
となると、以下の選択を迫られることになります。
- 1.電話番号(SMS)を2つ用意する
- 2.スマート認証NEO を設定する口座は1つだけにする
1は、モバイル回線が1つしかない場合、新たにデータ専用回線+SMSを契約する必要があります(最低でも月額数百円)。
2は、スマート認証NEO を設定しない口座については、スマホでログインする際は生体認証(Face IDや指紋認証など)が使えるためセキュアですが、Webブラウザでログインする際は、IDとパスワードだけでログインできてしまいます。
今どき、TwitterやFacebookなどのSNSでも二段階認証が当たり前になっているわけで、銀行のログインがIDとパスワードのみではさすがにまずい…。
必然的に1を選ばざるを得ません。
最安値の格安SIMを探す
SMSの受信さえできればいいので、データ通信SIMで探してみました。
結果、LinksMateが良さそうです。
価格表は一部分で、下にまだまだ続きますが、かなり細かく刻まれています。最大で1TB(86,880円~)までラインナップされていて圧倒されます。
ともあれ、維持費と考えれば最低の100MB、370円(税別)で済みそうです。
300円のエントリーパッケージを買えば、3,300円の契約時事務手数料のうち3,000円をカットできます。
実は以前からLinksMateユーザー
「探していました」と書きましたが、実は以前からLinksMateを契約していました。
サブ端末(Pixel 3)にデータ通信SIM(SMSなし)を挿して使っていたのです。
今回、「さすがにこれ以上に安い格安SIMはないだろうな…」と思いつつ、念のため探してみましたが、僕が調べた限りはやはりLinksMateが最安でした。