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10日ごとに撮った写真をGoogleフォトでじっくりと見返すようにしている理由



大橋悦夫日々、iPhoneやデジカメで写真を撮っています。食べたものや目にした美しい風景、珍しい看板などなど、言葉で採れない対象を写真で獲っているわけです。撮った写真は10日ごとに直近10日分をじっくりと見返すようにしています。見返すことで、何を撮ればいいか、何は撮らなくてもいいかが自分なりに見えてくるからです。

スクリーンショット含めて、一日あたりの写真の枚数は少なくても50、多い日は100枚を超えます。けっこうな枚数の写真が毎日蓄積されていきます。

これらの写真をどう整理するのがいいかの試行錯誤をくり返してきましたが、現在は10日ごとにフォルダに分けて整理する方法に落ち着いています。

ひと月を10日ごとに3つのグループに分ける



具体的には、以下の記事で書いているように、Googleフォトにフォルダ(Googleフォトでは「アルバム」と呼びます)を作って格納しています。

» Googleフォトに蓄積したイメージは検索で蘇りアイデアに変わる

たとえば、2016年2月であれば、

  • 2016.02A(2/1~2/10)
  • 2016.02B(2/11~2/20)
  • 2016.02C(2/21~2/29)

という具合に1ヶ月を10日ごとに分ける、というものです。

こうすることで、「確かこの頃に撮影したはず」という時間軸による検索がしやすくなります。もちろん、フォト(すべての写真が時系列に並ぶビュー)でスクロールバーをドラッグして見つけることもできますが、あらかじめ“地域”が分かっているなら、そこを探すほうが早いからです。

もう1つ、アルバムに分類することで得られるメリットは、10日ごとに写真をふり返る習慣が定着しやすくなることです。

以下のように、アルバムごとにその10日間を代表する1枚を「アルバムカバ-」に設定することで、1年を36枚(3枚×12ヶ月)で表すことができます。アルバムカバーをふり返るだけでざっくりとその頃のことを思い出すことができるわけです。

このように検索や分類を通して、そこから異質な「絵」、すなわちアイデアを生成できるところに価値を感じています。

上記の中で、

アルバムごとにその10日間を代表する1枚を「アルバムカバ-」に設定する

という記述があります。

記事ではサラっとしか触れていませんが、実はこの「アルバムカバーの設定」は、僕にとっては非常に意味のあることなのです。

その10日間の中でもっとも象徴的な一枚を決める

アルバムカバーとなる写真を選ぶために、必然的に、その10日間の写真すべてに目を通すことになります。

どの写真が、その10日間の中でもっとも象徴的な一枚なのか、という視点で見返していくわけです。

これは、完全にレビューです。

時間がたっていても、写真を見た瞬間に「あ、このときは確か、こういうことを考えていた!」などと、すっかり忘れていた記憶が蘇ることが多々あります。

写真とともにメモを添えておけば確実ですが、特に何の気なしに撮った写真であっても、そのときの心境や感情というものが写真に“映り込んで”いたりします。

古代の昆虫が琥珀に包まれることで、その姿を現代にまで伝えることができたのと同様に、です。

Ancient frog from amber


そう考えると、撮った写真は見返さないともったいない、という気持ちになります。

写真を撮ることで、文字でのメモ(=いちど言葉に直す必要がある)では残せないアイデアを未来の自分に託すことができます。

写真に撮って残しておこう、と感じたなら、そこには言葉にはできない何か直感するものがあったはずです。

言語化できないことでも、写真で残しておくことで、たとえそれがその時にはアイデアであると認識できていなくても、後から“回収”することができるわけです。

これを続けていると、どんなときにどんな写真を撮ればいいのか、すなわち記録の精度がアップする、と感じています。

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