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遅刻常習犯のビジネスパーソンに効く「iPhone+やったこと日記」

ユウコ

「もっと早く起きたいのに・・・。」

遅刻魔、二度寝王、朝に余裕がない人。

 
それが3週間ちょっと前までの私でした。

もちろんこの遅刻癖、ずっと治したいとは思っていたんです。でも、これは学生時代からのクセで、どうも起床時間が整わず、二度寝してしまう。起きたら出社時間ギリギリ、下手したらオーバーして、駅までの徒歩10分を全力で走り抜ける・・・。

こんな生活をしていて、

 「自分、こと睡眠については、いまさらどうにもならないのかなあ」

なんて、半ばあきらめモードですごしていました。

 
でも、ある日、会社の先輩が雑談で、あんまり熱心に「早起きの楽しさ」を説いてくれたため、それに感化され「毎日早起き(7:30起床)したいな」と、本格的に意識し始めたのが3ヶ月前。

その後、「継続する」ための色々なハックを試して、結局分かったことは、

 「精神論だけでは起きられない」

という自分なりの真理でした。

 
日の光に頼ったり、念じたりするだけじゃあ足りない。それじゃあ更にどんなやり方を付け加えれば起きられるようになるか?

早起きのために、今でも大いに役立っているやり方が、今回ご紹介する「iPhone + やったこと日記」です。

このハック、やることは地味ですが、結果はちょっと感動モノ。

挑戦したハック

» 「やったこと日記」

 
日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える『日記の魔力』という本の中に書かれている“行動日記”とほぼ同じ手法です。ひたすら、物事があった日時と、事実だけを書き留めていく、という日記術。

私は、特に睡眠について改善したかったので、「帰宅時間」「就寝時間」「ご飯を食べた時間」について、割と気を遣ってメモしていました。何せ根はずぼらなもので、よくメモし忘れますが、その辺はご愛敬です。気楽に、気楽に。

このハックを行うとき、ポイントなのが、「事実以外のこと(反省など)を書かない」ということ。

 
普通日記というと、

「○月○日、今日も時計を見たら、出社時間を過ぎていた。うわあ、また完璧遅刻・・・。どうして自分、ちゃんと起きられないんだろう?ダメな奴だなあ・・・」

・・・なんて、心情を含めて書いてしまいがちですが、こんな日記、読み返すだけで鬱々としてしまいますよね。

『日記の魔力』でも、心情を日記に書くことの弊害を指摘していて、“事実だけを書く”ことを勧めています。私も、ほぼこれにならいました。

どうしてこのハックに挑戦しようと思ったか?

一番の理由は、起床時間を整えたかったことです。

朝、自分で会社の鍵を開けるの。それからオフィスに入って、電気をつけていって、エアコンを入れて・・・。それから、広々として、ほとんど音がしないオフィスで一人でいるとね、本当に気持ちがいいよ。

静かな朝が一番効率よく仕事できるよ。

朝が早くなると、眠くなるのも早くなるから、自然に退社が早くなるよ。

 
こんな風に「誰よりも早く出社する」ことのメリットについて教えてもらって、一度気合を入れて実際に試してみたら、思いのほか本当に気分が良かったため、なんとかして継続できないものかと、試行錯誤を凝らしていました。

挑戦した期間

» 2008年12月~

今も続けています。

使用ツール

iNote(450円)というメモツールを利用しています(※リンク切れ)。

iNote

 
これは、横画面でのキーボード入力に対応したテキストメモツールです。まだコピペなどには対応していませんが、動作が安定していることをはじめとして、使い勝手がいいのでずっと愛用しています。

 
iNoteの特徴は以下の通り。

  1. 動作が安定している。(ほとんど落ちない)
  2. 画面を横にしてキーボード入力が出来る。
  3. フォルダ分け機能
  4. 更新が頻繁で安心して使える
  5. Googleドキュメントから、テキストのアップロード/ダウンロードできる
  6. 検索機能

どうしてこのツールを使おうと思ったか?

このハックは、無理してiNoteを使わなくても出来ます。iPhoneにはじめからあるメモ帳でもOKですし、メールを使っても出来ます。

ただ、私は、以下の理由で、iNote日記を利用しています。

  • タイトルだけを一覧で見られること。日記を見返す際、スムーズに閲覧できます。個人的に一番大事。
  • 3タップで入力を開始できること。アプリを立ち上げてから「フォルダ選択→メニュー呼び出し→新規ノート」。このお手軽さは、ずぼら人間にとって大事です。
  • 自動で入力日を入力してくれること。

ハックの実践方法

iNoteのタイトルに、時間とやったことを短くメモします。それ以外にもメモしたいこと(長文)があったら、本文に記載します。

このときのコツは、冒頭にも書きましたが「多少書き忘れがあっても気にしない」こと。完璧を求めると、逆に続かなくなります。前日、メモせずに寝ちゃっても、次の日の朝思い出したら○○時起床って書けばOK。ゆる~く長く続けていけば、そのうちそれなりの結果が出ます。

 
 iNote_sample

やってみた結果

付けた日記を見直すと、自分の体について、今まで気づかなかった様々なクセが見えてきました。

たとえば、前日寝た時間と、翌日起きた時間、それから二度寝してしまった日などの関係を見ていくと、自分には、平均して8時間は睡眠時間が必要だということが分かりました。短い日があっても大丈夫だけれど、その分別の日で長く寝てしまう・・・。

なので、「1日くらいなら無茶できるけれど、その分の睡眠時間をどこかで補充しないといけなくなるので、あんまり徹夜はしない」ことに決めました。

また、前日の夜、寝る直前に何か食べると、翌日寝覚めが悪いという結果も出ました。二度寝が多くなるんです。以前から体に悪いだろうなーとは思っていたのですが、ついつい仕事終わりにコンビニに寄ってしまっていた自分。この結果を見て、夜食やめました。

さらに、昼食、夕食ともに、ラーメンをしょっちゅう食べていることに気づきました。自分のラーメン好きを再確認。とはいえ、ラーメンばかりじゃ体に悪いから、もう少し栄養バランスを考えないとなあと思い直し、時間があるときは、野菜の多い惣菜を買ったり 少し家で料理するようにしています。

 
「やったこと日記」を付けていると、しばしば、「自分が考えている以上に、体は規則正しく動いている」ということに驚かされます。

睡眠時間の件も、きちんと寝ておかないと、絶対にあとでしっぺ返し(二度寝)がきますし、夜食も同様でした。

こういう、自分の体のくせを理解しておけば、体に無用な負担をかけずに済みますし、必要なときに、ちゃんといたわってあげることもできるので、結果的に生活の質を全体的に引き上げることができる、すごいハックだなあと、改めて感動。『日記の魔力』というネーミングにも納得です。

いつも持ち歩くiPhoneだからこそ最適な「やったこと日記」。睡眠の改善に限らず、あなたの生活を豊かにしてくれることうけあいのこのハック、ぜひ一度お試しくださいね。

ちなみに、今回ご紹介した『日記の魔力』は、現在以下のタイトルで文庫化されているそうです(『日記の魔力』の半分以下の値段!)。


▼新井ユウコ:
1分で読めるビジネス書ベストセラーiPhoneのある生活をライブ中継。メルマガ「1分で読めるビジネス書ベストセラー」主宰。