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早起きを楽しく続けるための「ごほうびポイント制」

池田千恵
寝る前は「絶対早起きする!」と、やる気満々なのに、目覚まし時計を止めた瞬間、ベッドの誘惑に負けてつい寝坊。朝になって起きられなかった自分を責めてしまい、落ち込む。落ち込みたくないから、「もう早起きなんてしない!」と自暴自棄になる。

そんなあなたは、朝=辛いもの。辛いけど、どうにか頑張って達成してやる!と自分を縛り付けていませんか?

確かに早起きは眠いし、今の時期は寒いので余計に辛いです。私も、早起きは全く無理なく、苦もなくできるものなどとは思っていませんし、ある程度の我慢を乗り越えるからこそ、得るものは大きいと思っています。

しかし、早起きを始めたばかりの人にとっては、この苦痛がネックなのは確か。そもそも人間は、辛いことを続けることは、強制でもされない限りできないもの。早起きは自主的な行動なので、なおさら続けるのは難しいわけです。

特に、試験勉強など、基本的に辛いと思われることを朝にやろうとしている方は要注意。「毎日絶対に○ページまで問題集を解く」といったように、毎日続けないと達成しきれない、高すぎる目標を立ててしまうと、早起きができなかった時のダメージが大きくなります。1日その目標を達成できないだけで計画が総崩れになるため、とたんに「もういいや!」と、今までの努力までも、なかったものにしてしまいがちです。

ただでさえ辛い早起きを、自分が立てた目標で、さらに辛いものにしないようにしましょう。めいっぱいの背伸びでなく、ちょこっと背伸びした目標設定を心がけ、自分は出来るんだ、という成功体験を積み重ねていくことをおすすめします。(参考:早起き初心者がスタートアップでくじけないための3つのポイント

「早起き、イコール楽しい」と脳内変換するための工夫の一つとして私が提案するのが、自分に「ごほうびポイント」をあげるというものです。



例えばいつもよりも30分早起きしたら、1ポイントを自分に与えるのです。2時間早起きできたら4ポイントです。

1週間のうち5日、いつもより2時間早く起きられたら20ポイントがたまります。週のはじめに「20ポイントを貯める」という目標を立て、貯まったときのごほうびを前もって考えておきます。例えば、月~木早起きで英語の勉強ができたら、土曜日は昼まで寝てもいい、というものでも良いですし、おいしいワインを空けよう、でもかまいません。

このように、自分の前にごほうびという「ニンジン」をぶら下げて、早起きして頑張った結果嬉しいことが待っている、と動機付けしてみませんか? 少しずつ、「早起き=辛い」というイメージを「早起き=楽しい」にしていきましょう!

 


▼編集後記:
池田千恵
 昨年発売した『朝活手帳2011』が大変ご好評いただき、市場にある在庫が完売いたしました。

新たに明日2月20日、日付を自由に書き込んで、いつでも早起きをスタートできる『朝活手帳 日付フリー式』が発売になります!

今回お伝えした「ポイント制」も導入し、自分のポイントをグラフで見える化できる工夫も加えた手帳です。全国の書店に並ぶので、ぜひお手にとってみてくださいね!



▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。