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「こういうのがやりたい」と思える素敵なアレンジが満載の『ayacoの手帖のつくりかた』

手帖のつくりかた

海老名久美「こういうのがやりたいんです!」

手帳やら、かわいい文房具やらをたくさん紹介している私ですが、使いこなしとなると、自分のセンスのなさが泣けてくるほど使いこなせていないのが現実です…。スクラップやマスキングテープの本を読んで、まねしてみたいな〜と思いつつ、いざやってみると「なんか違う…」となってしまったり。

でも、またかわいい手帳アレンジの本が発売されていたので、性懲りもなく買っちゃいました。はんこ作家ayacoさんの『手帖のつくりかた』という本です。もう、表紙からしてかわいいのですが、中をパラパラめくっただけでも、悶絶するほどのかわいさなんです。それで、冒頭のセリフです。

「本当は、こういうのがやりたいんです」

誰に向かって言っているわけでもないのですが、そんな風に叫びたくなるような、こういうのが好きな人にはたまらない本なのです。


ayacoさんは、主にモレスキンを愛用なさっているようで、いろんな種類のモレスキンが登場します。もちろん、モレスキンだけではなくて、ハイタイド、DELFONICS、マークスなど、用途に合わせたお勧め手帳の紹介もあります。そして、どの手帳も、一手間かけてカスタマイズすることによって、外見から、自分だけの大切なオリジナル手帳になっているのです。

はんこ作家さんですから、イラストやはんこががかわいいのは当然なのですが、カスタマイズがどれも奥歯をギュッとかみしめたくなるほどキュートなのです(かわいいものを見ると、そういう風になりませんか?)。

カスタマイズの方法や、ちょっとしたコツなどが、とても丁寧にくわしく説明されているので、これなら自分でも真似できそうと思えるのも素敵です。使う道具にはすべて説明があり、刺繍のしかたや革の縫い方などもイラストで解説されています。革を扱うのはちょっとハードルが高そうですが。

中身をお見せすると、それがネタばれになってしまうので、お見せできないのが残念です。

ふせん、シール、ペン、ペンホルダー、ポケットなど、手帳と一緒に使うと便利なグッズの紹介もたくさんあり、文具店の紹介まであります。紹介されている手帳やノート、そしてカスタマイズ用のグッズを、片っ端から買いたくなってしまいました。かわいい文具好き、手帳好きの方なら、きっと読みたくなってしまうと思います。


▼編集後記:
海老名久美



外国語の勉強に使うノートをどれにしようか考えていたのですが、中国語を勉強されているというayacoさんのノートが本に載っていたのを見て、これにしよう!と決めました。単純です。


▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。