2016年8月に購入以来ほぼ毎日のように愛用しているノイズキャンセリング機能つきヘッドホン「Bose QuietComfort 35」。1年4ヶ月以上使い続けてきて、イヤーパッドに激しい劣化が認められたため、交換用のイヤーパッドを取り寄せ、自分で交換しました。
交換用のイヤーパッドに付属してくるマニュアルは英語のみだし、公式サイトの交換手順は、あまりにも説明が簡素で分かりにくかったので、写真多めで実際の交換過程をご紹介します。
Bose QuietComfort 35のイヤーパッドの交換をお考えの方の参考になれば幸いです。
劣化というより損傷
購入から1年4ヶ月たち、さすがにその劣化っぷりは隠せず、それでも良い音はなんら遜色はなく、劣化が認められるのは主に耳に直接当たるイヤーパッドの部分。
左側は特に損傷が激しく、パッドの裏側のスポンジ部分が露出しています。無残。
また、左右ともにパッドの擦り切れが目立ち、使用感が著しい。
とはいえ、見た目の劣化は認められるものの、聴き心地は特に支障は感じない。いや、もしかしたらパッドの劣化に伴う後退はあるのかもしれませんわかりません。
いずれにしてもこのまま使い続ければいずれ左側のパッドから崩壊することは明らかなので、何とか延命措置を講じるべく調べてみたところ、公式の交換用のイヤーパッドが用意されていました。
税込み4,320円となかなかのお値段ながらも、もはや「仕事道具」でもあり、本体まるまる新品に買い換えるよりは断然安いということで躊躇なくポチッ。
交換用のイヤーパッドが到着
これまで使ってきた、使い込んできた、使用感過多のイヤーパッドとの歴然たる差に驚かされます。
見るからにふかふかの未使用感。
さっそく交換作業のスタート
まず、旧イヤーパッドを取り外します。
ゆっくりと引きはがしていく…
イヤーパッドは周縁に配置されている合計9つのツメで固定されています。
続いて、ヘッドホンの“鼓膜”(付属の英語マニュアルにはscrim=裏張り、と記載)をゆっくり剥がしていく。
ぺりぺりぺり…
剥がし終えて、新しい“鼓膜”と見比べてみたらここでも劣化の著しさを目の当たりに。くたくた。
“跡地”に残る剥がし切れなかったテープも、
丁寧に剥ぎ取る。
若干のカスが残りましたが、もうこれぐらいで十分でしょう。
新しい“鼓膜”の裏側にある両面テープを剥がし…、
取り付ける。こういう作業は図工が苦手だった人にはハードルが高いかも…
続いて、イヤーパッドをはめ込む。
パッドをかきわけて土台部分を露出させ、カップの縁にあるツメの間に差し込んでいく。
まず左側(L)のみの交換が済んだところで見比べてみたら、パッドのボリュームが違いすぎ!
ボクサーの試合前と試合後の顔面比較のような。
同じ手順で右側(R)の交換も済ませます。
交換完了! 神々しいまでの美しさ…
交換作業にかかった時間は15分ほど。
こんなにふっくらしていたのか、と驚かされます。
今までどうもありがとう!