ブギーナイツ(1997)、かなり好きな映画だけど、とりわけこのオープニングの3分近くにおよぶ長回しが圧巻で、主たるキャストが勢揃いしている。
いったいどうやって撮影しているのか(特に序盤のクレーンを使わないと不可能なアングルから徒歩移動の視点へのスムーズな切り替えとか、キャスト一人ひとりの完璧すぎる登場タイミングとか)を考え始めるとめまいがしてくる。
そもそもこういうシーンを構想すること自体から始まって、エキストラ含めキャスト全員がこのシーンを作るために、おそらく無数のリテイクを積み重ねたであろうことを想像するにつけ。
さらに言えば、このシーンのバックに流れる「Best Of My Love」(The Emotions)も良い。
長回しは、ごまかしが利かない──CGでカバーある程度はできるにせよ──という意味で、プロ意識がぐいぐいと伝わってくる。
少し前までHuluで観られたのが、今は観られないのが残念。