大橋 悦夫 
「メトロ」の創刊は前例のない出来事でした。単なる新しい新聞ではなく、新しいアイデアであり、新しいビジネスでした。コンセプトは単純です。「無料新聞」と「朝刊専門紙」を組み合わせたのです。
当時、新聞にまつわるコストのうち25％が配達にかかり、購読料は収益の25％を占めていました。そう聞けば、両方を相殺できることに気づくでしょう。驚くほどシンプルなのです。
やめたくて止められない、あるいはやりたくても始められないのは、経験がないからということが多分にあるような気がする。でも、自分にとって未経験のことに取り組む方が新鮮さも手伝って意欲的に取り組めるということはある。さらに、多くの人にとっても未経験であることであればなお良い。
