それでも、単位を落とすわけにはいかないので、とにかく「レポート」と呼べるところのものを作り出すことにのみ注力します。「これは張りぼてだ」という残念な認識は覆しようもなく、それでも「出さないよりはマシ」と繰り返し自分に言い聞かせながら、数時間後には終わるはずの苦行を耐え抜きます。
とはいえ、仕事においてこのようなことを続けるわけにはいきません。
ではどうすればいいか?
「少しずつ進める」を少しずつ進めるには?
代わりに、「少しずつ進めることで信じられないくらいラクに仕事を終えることができる」という新しいイメージで上書きします。
いや、そんなことは分かっている。
それができれば苦労はしない。
…そんな風に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
が、「分かっていない」からこそ「苦労」がなくならないのではないでしょうか。
もしかすると、「苦労」がないと仕事をしたことにならないのではないか、という“不安”が、あるいは「仕事がそんなにラクに終わっていいはずがない」という“常識”が「少しずつ進める」という方法に乗り出すのを妨げているのかもしれません。
さる6月10日(土)に開催したタスクカフェのテーマは、そんな“不安”や“常識”をリセットすることでした。
トピックは以下の通りです。
- 1年に1度しかやらないタスクをうまく進めるには?
- ブログを毎日欠かさず無理なく書き続けるためのタスク分割の工夫
- プロジェクトをサッと始めるための「設計図」の作り方
- プロジェクトをスムーズに進めるためのキーワードは「コントロールされた波乗り」
- 書籍執筆が決まってから書き始めるまでに一部始終と注意していること
- 書籍執筆のような不定型な仕事をタスクシュートで定型的に進めるには?
- 毎日の執筆を素早く軌道に乗せるための「時間割」の使い方
- 書籍原稿を毎日37分間ずつ書き進めている理由
- なぜ「毎日同じ場所で同じ時刻にスタートする」ことにそこまでこだわるのか?
- どうしても執筆に取りかかれないときの対策
- なぜ、調子が良いときでもまとめて一気に書いてはいけないのか?
- アウトライン通りに原稿が書けない理由と対策
- 長期のプロジェクトを進めるための、キツすぎず緩すぎない現実的な計画を立てるには?
- 「スキマ時間」に期待をしない
講師の1人、佐々木正悟はこれまでに50冊以上の書籍を執筆していますが、一度たりとも原稿を落としたことがないと言います。つまり、締切に遅れることなく、1冊分の原稿を仕上げているのです。
これは、たとえて言うなら卒業論文を50回連続で期限までに提出しているようなものです。
書籍の執筆という仕事は、一冊ごとにそれぞれにテーマも背景も事情も異なる、言わば定型化しにくいプロジェクトです。もちろん、50回も繰り返していれば、その勘所は押さえられるがゆえに、初めて本を書くという人に比べて圧倒的に効率よくスピーディーに進められるということはあるでしょう。
それでも、佐々木にも1冊目の本の執筆という機会があったはずです。そこからいかにして「今」に至ったのか? これまでの経緯をひもときながら、新しいプロジェクトをサッと始めたうえで、これを着実に進めていくための考え方とやり方をお伝えしました。
このたび上記のレクチャー内容を収録した動画が完成しましたので、以下ご案内いたします。