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やめるコツ

年賀状を反省に活かすコツで、以下のように書きました。

そして、ひるがえって「この1年、自分はどうだったのか?」を振り返りたくなります。

 1.継続的にやってることは何だろう?
 2.新しく始めたことは何だろう?

これに加えて、公開するかどうかはさておき、

 3.やめたことは何だろう?

も書き出してみるとさらに自分の来し方がよくわかり、行く末を描く上での良いデッサンになると思います。

起-動線の堀内さんが、同じく梅田望夫さんの「やめること」を先に考えようを引きながら以下のようなエントリを書かれています。

「取捨選択」でなく「取々選択」

このエントリを読んで、わたしは「これをやめて、それからあれをやろう」という順番で考えていないことに気がつきました。

言ってみれば「取々選択」方式です。

つまり、
「やりたいことを決める」→「なんとか押し込もうとする」→「結果的に優先順位の低いものがこぼれていく」
ということです。

(中略)

自分にとって「やめる」という決断はあまり能動的なものではなく、「現在優先順位が高いことをやるために先延ばしにする」という感じです。だからUNDONEリスト(できなかったことリスト)も、それこそ数百と積み上がってしまいます。

これを読んで僕も同じことをやっていることに気づきました。タスクリストには「何かをやめる」という内容のタスクはなく、あるのは「何かを始める」あるいは「(継続している)何かを続ける」のいずれかです。

個人的には、今年に入ってから「いろいろとやってみよう」をモットーに、毎日「今日はどんな新しいコトを始めただろうか?」と自問しては、新しく始めたコトについてのあれこれを某オンライン日記に書いています(書いておくと、あとで振り返るときの足がかりになって便利です)。

いろいろなコトを始めまくっていくと、いずれやりきれずにあふれていくコトが出てきます。今年も早くも10日がたちましたが、すでにあふれたいくつかのコトは止むを得ず止めました。でも、それは「やめよう」と思ってやめたというより、新しく始めた他のコトに追い出された感じです。

部屋が散らかっていると、「整理しなくちゃ」と感じて掃除をしたくなります(人によるかも?)。これと同じようにいろいろなコトを始めまくることによって、「整理が必要な状態」をあえて作ることになり、必要に迫られる形で整理が進みます。要るものだけを残して、要らないものを視界からなくしていくことで、自然と「やめる」が実現されていくわけです。

例えば、RSSリーダーにブログを登録しまくり、日々読んでいくと、そのうち読むものと読まないものとが出てきます。すると限られた時間に「なんとか押し込もうとして」、結果的に読まないものは購読をやめることになります。

必要に迫られると人は行動を起こすもの。いろいろなコトを始めまくることによって、整理が必要な状況を作れば、やっているコトが「精製」され、最後には純度の高い、自分にとって本当に必要なコトが残っていくのではないでしょうか。

<やめるコツ>

いろいろなことを始めまくる。