2010年だけは時間を「超」有効に活用する

カテゴリー: ビジネス心理書評

超がつくほど恥ずかしいタイトルです。しかし私は自分が馬鹿みたいに同じ事を繰り返し書いているつもりなのに、それがぜんぜん伝わっていないと感じることがあるので、こんなタイトルもつけてみました。

発信している情報量に比べれば、まだまだまったく浸透していないと思われる方法の一つに、「タスクシュート式仕事術」(以下大橋メソッド(仮))があります。原理は至って単純で、

・すべての行動は時間を使う
・したがって時間を費やさないつもりの行動は行えない

のという2つの原則に従うタスク管理術です。

 

すべてのタスクに見積もり時間をつける

「大橋メソッド」における「タスクリスト」は、ただ「見積もり時間」がついている点で個性的です。私はもともと、カレンダーによる予定表と、その横にチェックリストがついている「手帳」が大変不満でした。

予定はすべて日時枠の中にあって、チェックリストが日時枠の外にあるとすれば、いったいチェックリストのタスクは「何時」行うことができるのでしょう?

何か―それは何でもいいのですが―をするには、時間がかかります。ですから、本当にそれをするつもりなら、「それをする時間はあるのだろうか?」と心のどこかで自問していると思うのです。

2010年はまだ始まったばかりですから、ぜひここで一度、とにかくやりたいことを全部書き出してみてください。可能性や時間の有無や能力の有無や家族の同意などのことを一切考えずとにかく

・本当にやるべきだと思うすべてのこと
・やりたいと思うすべてのこと

を書き出してみましょう。そしてすべての「行動」について「最低限必要な時間」を全部足しあわせてみましょう。

1年は、8760時間です。この記事がアップされる頃には、もう少し減っているかもしれませんが、8000時間はあるはずです。ところでここには睡眠時間が入っていません。あなたが1日平均8時間眠るとすれば(そんなには寝ないでしょうが)1年で5840時間しか、活動はできないことになります。

さらに、「会社で拘束される時間」や「会社への往復に費やす時間」を差し引きますと、

・本当にやるべきだと思うすべてのこと
・やりたいと思うすべてのこと

2010年中にやりきるのは、行動に関して欲張りな人だと、まず不可能ということになるはずです。「方法」が必要になるのは、ここからです。

 

2010年中に「やりたいこと」を絞り込む

全部はできないのであれば、ここで選択できる方法は次の二つのどちらかになります。

・やることを絞る
・行動にかける時間を短縮する

ふつうはどちらかではすまず、両方を併用することになるはずです。つまりやることを減らした上で、一つ一つにかける時間をも削るのです。いかにも世知辛いようですが、これが現実的なやり方なのです。

やることを絞る

やることを絞るためには、本としては次の本が「効き」ます。やることを絞るために必要なのは「方法」というよりは、「もっと絞って大丈夫!」という激励のようなものなのです。やることを減らすのに激励が必要とは、いかにも不思議なことですが、それだけ今に生きる私たちにはやりたいことだらけとも言えるでしょう。

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行動にかける時間を短縮する

行動にかける時間を短縮するには、とりあえず以下の本を読んでみてください。必ずしも「短縮する」方法ばかりが述べられているわけではありません。が、「5分でできること」に関して、著者は非常に現実的でよくできた発想を持っています。

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人が違えば能力が違いますし、仕事の内容も違いますから「5分」と言っても色々な意味があるのです。しかし、「5分」をうまく活用する方法やツールには、共通した背景があります。たとえば「タイマーを使う」というやり方には、共通した要素があります。そのことをよく知るためには、次の本も「よく効く」でしょう。

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最後に、「タスクシュート方式」の目指すところは「バランス」です。頭に浮かんだすべてのことを、好きなだけ時間をかけてやることができるという環境に恵まれている人は、まずいません。そうするには、能力、有り余るお金、頑健な体力、ふんだんな時間、そして海のように広い心を持った伴侶など、どれか一つだけでも人からうらやましがられそうなものをすべて持ち合わせていなければならないのです。それができるのは、ユートピアに生きる人だけです。

私はユートピアに生きていないので、やりたいこととやるべきことをすべて書き出し終えて、それらに必要な最小限度の時間を足しあわせたとき、全部やるのは無理だということを見ました。ですから多くの項目を削り、残りの行動についても時間の短縮につとめています。しかもこれを日常的に行い続けないと、すぐに矛盾した計算結果に陥ってしまうのです。(1日に28時間分のタスクをこなすことになっているなど)。

そうならないように、「タスクシュート方式」でバランスを整えているというわけです。この通りに人にもやって欲しいとは、私はつゆほども思いません。しかし、「時間に困っている」のであれば、2010年限定で、「タスクシュート方式」を実践してみる価値はあると思います。そうしてもユートピアに生きることはできませんが、現実世界に生きていても、まだできることはあるのです。

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