アウトプットが人生を変える

カテゴリー: ビジネス心理書評

一年ちょっと前、今のドメイン取ったときって、どんな気分でブログかいてたのかなぁってふと思った。

ほぼ間違いないのは、今とは全然違うってこと。

気分を言葉にするって難しいし、なんとなくやってた、って言えばそれまでなんだけど、なんか当時の自分の気持ちを当時の自分に聞いてみたいなー、なんてことを思ったりした。

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しかし一年ちょいで世界変わりすぎだこれ

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シゴタノ!でも連載されている五藤さんのポステラスからの引用なのですが、「世界変わりすぎだ」といわれてもなかなかピンと来ないかもしれません。

しかしありきたりですがほぼ確実なことがあります。自分の人生に不満があってそれを変えようと思うなら、アウトプットする(文章を書かずともよいのです)ことが今はいちばん近道なのです。五藤さんはそれをおやりになったのです。

結局私達というのは、自分のことにしか興味がありません。というのは言い過ぎでも、気を向けることの95%は自分の満足を得ることに関わっています。人のことを外から眺めていても、なにも分からないのです。

何をしたいのか、何ができるのか、何が得意なのか。そういうことを本人が、それもしつこく語ってくれない限り、気を向けるどころか、気がつくことすらできないのです。

描写できることを発信する

ウツはわがまま病?というブログがあります。絵がかわいらしいので何気なく読み進めていけますが、中身はなかなか過酷です。私は休み休みでなければ読みきれません。

このブログが書籍化されました。タイトルは変わっていますが、中身はブログのまとめといっても過言ではありません。まとめて読むといっそうつらくなるので、マンガなのに私はまだ全部読み切れていません。

ダンナの ウツは私のせい?
カフェ

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ブログについて、そのブログの書籍についてはいろいろな視点があるでしょう。でもここで取り上げたいのは、著者の「カフェ」さんが実際に状況を変えられたということです。それはブログに過酷な生活のことを書いたからできたのです。実際に状況を変えることのできた人の話は、どんな話でも強い印象を受けます。

変えようと思ったら、肉親に変えられない現実への不満を愚痴るだけでは不十分です。(それでも黙って胸にしまっているよりはいいと私は思っていますが)。もっと広範囲に、もっと効果的に、自分が状況をどうしたいのかということと、自分を取り巻く状況の特殊性(特殊な状況に生きていない人は世界に1人もいません)を訴え続けることが必要なのです。

可能性の範囲の中で

アウトプットで人生を変えたといえば、もう1人すぐに思いつく人がいます。マンガ家の福満しげゆきさんです。

彼は最近出た「語り下ろしインタビュー」の中でその辺のことを率直に語っています。

僕だってずっと、「絶対もうムリだ、道端の汚れみたいになって死ぬんだ」と思っていたけど、でも、まだ、やってるではないですか。「福満は、あの澱みきった掃き溜めみたいなところから、こういう状況を作れたんだぞ」というふうに思ってほしいんですよね。あ、でもコレ、「だから君もがんばれ」みたいな話じゃないですよ?

グラグラな社会とグラグラな僕のまんが道
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「でもどうすれば実際のところ、そんなことになれるのか?」というところにどうしても話が戻ってきてしまうでしょう。福満さんはブログを書いていたわけではありません。でもマンガは描かれていましたし、ホームページも最初は奥様が作られたのかもしれませんが、お持ちでした

アウトプットはどうしても必要なのです。

こう言えば今度は「アウトプットをするための能力はどうする?」と尋ねられるかもしれません。ここまでにごりゅごさんから、カフェさん、福満さんと紹介してきたのは理由があります。3人とも御自身の生活に非常に近いところを描写しているからです。

つまり絵が描けるかどうかとか、文章が上手かどうかということより、変えたい状況について伝えていくということが大事なのです。

このブログ、シゴタノ!がそもそもそうです。「仕事が楽しくない」という状況を変えようとしている人が始めたブログです。答え(ライフハックや仕事術)までセットで用意されていたから、早い段階で人気を博していましたが、答えがなくても「改善すべき状況がここにある」ということが伝わればそれだけの価値はあります。

自分の人生に不満があってそれを変えたいという人は、その変えたいと思う現実について情報発信してください。文章が書けなければ絵で、絵も描けなければ写真をとってください。写真もムリなら肉声をアップしましょう。お金のかかる方法は必要ありません。

▼編集後記:




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