Evernoteを使って「いつかやりたいこと」からプロジェクトを掘り出す手順

By: Steve JurvetsonCC BY 2.0



前回の続き。

» 「いつかやりたいこと」は「気になっていること」と解釈する 

僕自身は、こうした何の脈絡もない(ように見える)「いつかやりたいこと」にぶつかったら、とりあえずEvernoteにノートを1つ作り、「.Concern」というタグをつけるようにしています。

Concernとは文字通りの「気になる」という意味のほかに「関連する」という意味もあります。自分の中ではっきりとした関連は見いだせないものの、「とにかく私は気になっているのだ」という状態は、言葉では表現できない関連性が直感されている、ということだと考えられます。



(中略)

都度アクションを起こすのではなく、このリストを週に一度ざっと見返し、ここで初めて必要なアクションを起こすようにします。このタイミングで「これは別にやらなくてもいいか」と冷静に判断を下せることもあります。この作業、僕は毎週土曜日に週次レビューの時間を設けているので、その中で行っています。


今日は土曜日なので、このリストの洗い直しをしていたのですが、やっていることは次の2つです。

リスト内で“仲間”を探す

「気になっている」ことは多岐にわたるものですが、それでもいくつかのラインに収斂していくものです。

などなど、個人的なことから仕事に関わることまで、「ここからここまでは仕事」という線引きが難しく感じられるくらい雑多なものになるでしょう。

この「気になっている」ことリストを眺めながら、「これとこれは仲間だな」という“同じ匂い”を感じたら、とりあえずタグをつけます。

プロジェクトタグをつける

ここでつけるタグはプロジェクトタグと呼ぶことにします。いくらでも増やせるため、その命名規則はきちんと決めて守ることが重要です。

僕の場合は、

というルールでプロジェクトタグを作っています。

日付4ケタは、2013720日であれば「3720」とします(西暦の1桁目+月+日)。

8ケタ(20130720)でもいいのですが、タグが無用に長くなるのと、ここでつけるタグは一時的な位置づけであるという理由(後述)で、扱いやすい4ケタにしています。

ちなみに月が2桁になる10~12月は、それぞれアルファベットのa~cを割り当てます。

日付はそのプロジェクトが発生した日(=タグを作った日)でもいいですし、ノート作成日付(=気になり始めた日)でもいいでしょう。

とにかくプロジェクトに日付の属性を与えることで、プロジェクトタグの一覧は「自分が気になったことのタイムライン」になります。時系列でどんなことに関心を持ったのかをざっと追うことができるわけです。

サムシングはそれをパッと見れば何のことかがわかる言葉です。

たとえば、「シゴタノ!でプロジェクトタグについて解説する」(本稿です)ということであれば、「3720シ!プロジェクトタグ解説」というタグになります(「シ!」は「シゴタノ!で書く」というマイ接頭辞)。

以下、僕の最近のプロジェクトタグの一覧(一部)です。2012年6月30日~2013年6月8日の約1年間にわたる「気になったことのタイムライン」ということになります。



日付が入っているので、たとえば「今月発生したプロジェクト」を知りたければ以下のようにタグ検索ボックスに「37」(20137月)と入力することで、該当の一覧が得られます。



プロジェクトを推し進める

こうして、「気になっている」ことのいくつかが具体的なプロジェクトとして立ち上がり、次のフェーズに進むことができます。

プロジェクトタグをつけたら、タグ「.Concern」は外します。「気になっている」ことのいくつかが晴れて居場所を見つけて巣立っていくわけです。

そういう意味ではこの「気になっている」ことのリストはプロジェクトのインキュベーター(孵化器)といえるかもしれません。

とにかく「いつかやりたい!」「気になる!」「何だこれは?」と感じたものにどんどん「.Concern」をつけていくことで、やがて“仲間”を見つけて巣立っていくのです。

プロジェクトが終わったら?

完了したプロジェクト、あるいは途中で頓挫したり空中分解したプロジェクト(未遂)については、そのプロジェクトタグに以下のルールで手を加えます。

▼完了プロジェクト:

先ほどのタグであれば、以下のように手を加えます。

・3720シ!プロジェクトタグ解説

・z20130720シ!プロジェクトタグ解説

▼未遂プロジェクト:


完了プロジェクトが「z」(終わって寝てるzzz…のイメージ)だったのに対して未遂プロジェクトは「x」(バツのイメージ)です。

頭にzやxをつけることで、タグの一覧で下方に並ぶようになるので、ふだんはめったに目に入ってこなくなり、運用上都合がよくなります(進行中のプロジェクトが上方に集まる)。

日付を8桁に展開することで次の10年もタグがぶつからずにすみます。プロジェクト進行中は扱いやすい4桁で、完了後は見やすい8桁で、という使い分けです。

1年以上続く長期プロジェクトになった場合は?

プロジェクトが1年以上続く長期プロジェクトになった場合は、「レギュラープロジェクト」として日付のつかないプロジェクトタグに変更します。

その際、日付つきのプロジェクトタグよりも並び順が上に来るように頭に「:」を付けるようにしています。

▼レギュラープロジェクト

プロジェクトタイプは、自分の中での分類で、アルファベット1文字を割り当てています。同じようなタイプのプロジェクトが固まるようにしたいためです。

タイプごとのプロジェクト数のシェアもざっくりわかるので、この分類はけっこう重要だと思っています。



まとめ

一言でいえば、タグを使って「発見」をプロジェクトに昇格させていく、ということになります。


▼追記:2013/07/21 20:48
倉下忠憲さん図解していただきました(感謝!)



関連エントリー:

「いつかやりたいこと」は「気になっていること」と解釈する 

▼「Evernoteの育て方」の新着エントリー

» 「Evernoteの育て方」の記事一覧

▼「タスク管理」の新着エントリー

» 「タスク管理」の記事一覧
スポンサー リンク