クラウドの海を泳ぎ切る上では、次の3つが欠かせないのではないかと思っています。
- i(アイ)
- エア
- アンビエント
つまり、主体的に(i)、身軽に(エア)、溶け込む(アンビエント)こと。
まず、何のためにクラウドを使うのか、自分なりのぶれない指針を持っておくこと。
次に、無数にあるクラウドツールの中から、自分に必要なものだけをチョイスして身軽でいること。
最後に、明確な指針のもとで最適なツールを習慣の中に溶け込ませること。
今回ご紹介する『クラウドどこでも勉強術』は、この3つの条件を1つも外すことなく、クラウドを有効に活用するための考え方とツールと事例を過不足なく紹介しています。
前作同様、必要最小限のツールを詳しく掘り下げるスタンスは本当に使いこなしたい人にとってはありがたいでしょう。
実はいずれもネットを探せば見つかる情報ばかりですが、無限に広がるネットの“樹海”では必要な情報が得られるまでに膨大な時間が失われてしまいます。
ようやく情報にたどり着いたとしても、その真贋の見極めは容易ではありません。
見つけたツールを自分のものにするためにはさらなる時間が必要です。「しばらく使ってみた結果、自分には合わなかった」ということもあるでしょう。
個人的には、使い方があまり知られていないYahoo! Pipesについての詳しい解説が役に立ちました。
本書のテーマは勉強術ということですが、それは隠れ蓑に過ぎず、その実体は「クラウド時代の泳ぎ方」です。
ちなみに、今をときめく“ツルツル”のiPad2もしっかり登場しています。
これ以上クラウドで時間を無駄にしたくないなら、この一冊を一通りチェックしておくことをおすすめします。
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