デバイスが増えるほどに、この抜き挿しの手間も増えます。デバイスによっては日に何度も抜いたり挿したりを繰り返すこともあります。
それが当たり前なので、無意識のうちにあきらめていました。
が、この手間は軽減できることがわかりました、このマグネット付き充電ケーブルを使うことによって。
(これまで)ケーブルの抜き挿しは 原則として両手が必要だった
iPadにしろiPad miniにしろ、充電するときはケーブルを接続する必要があります。片手でやろうと思えばできなくはないですが、両手のほうが手際が良いですし、何よりも安全です。
以下のような充電スタンドを使ったり、
Lightning端子の部分がL字型になっているケーブルを使うことで、片手で接続できるように工夫はしていました。
でも、抜き挿しをする際は一定の注意が必要です。わずかではありますがストレスを感じます。
それゆえに、
- あまり頻繁に抜き挿しをしたくない
- どうせすぐに持ち出すのだからあえてケーブルは接続せずにそのまま使い続けてしまおう
- いま挿したばかりだから抜きたくない
といった不都合な場面にたびたび出くわし、そのたびに「めんどくさいな…」と感じていました。
(これから)ケーブルの抜き挿しはいつでも片手でOK!
マグネット付き充電ケーブルを導入してからは気軽に抜き挿しができるようになりました。もはや「抜き挿し」ではなく「付け外し」です。
何はともあれ、使っている様子をご覧いただくのが早いでしょう。
どういう仕組み?
1本のケーブルに、USB-C端子・Lightning端子・Micro USB端子の3つのアダプタが付属してきます(ミサイルのようなユニークな収納ケースが付いてきます)。
デバイス側にこのアダプタを挿しておき、充電する際はケーブルをこのアダプタに近づけるとマグネットで「カチャッ」とドッキングします。
取り外すときは、接点部分を折るようにして取り外します(そのまま引っぱるとアダプタごと抜けてしまうことがあるので)。
↓人差し指を添えるのがポイント!
片手で済むのが実に快適です。意味もなく付けたり外したりを繰り返してしまいますw
いろいろなデバイス・ガジェットにアダプタを付けちらかす
特にMicro USB端子は上下が合っていないと挿せないので、めんどくさいですよね。
そういったデバイスにアダプタ(USB-C・Lightning・Micro USBのいずれか)を付けておけば、以後はマグネット付き充電ケーブルを近づけて「カチャッ」だけで済みます。
片手で片手間にできるのが本当に最高です。
モバイルバッテリー、ネックスピーカー、AirPodsケースなどにアダプタをつけておくと「マグネット充電パラダイス」が現出します。
以下のようにケーブルを1本待機させておき、順次デバイスをつなぎ替えながら充電を進めます。
▼モバイルバッテリー(折りたたみ式プラグ付き、6700mAh、OUT:USB-A×2、IN:USB-C×1)
▼Apple Watch用バッテリー(IN:Micro USB)
▼ネックスピーカーBose SoundWear Companion speaker、IN:Micro USB)
▼AirPods Proケース(IN:Lightning)
充電スピードは大丈夫?
PDにはかないませんが、通常のUSB-Lightningケーブルと同等のスピードで充電できました。
実は、アダプタの形状は変わりますが同じ製造元の以下の商品であれば、PDに対応しています。ただし、付属するアダプタはUSB-CとLightningの2種類のみです(Micro USBは非対応)。
充電対象のデバイスがUSB-CとLightningのいずれかのみであればこちらを選ぶと良いでしょう。価格はほぼ同じです。
表にまとめると以下の通りです。
↓円形(PD非対応、USB-C・Lightning・Micro USB対応)
↓方形(PD対応、USB-C・Lightning対応)
円形のメリットは円形であるがゆえに360度自由に挿せますが、方形は方形であるがゆえに挿すときに向きをそろえる必要があります。
どう考えても円形のほうが使い勝手が良いですが、方形のほうがPD対応というやるせない状況になっています…。
データ転送もできる?
MacやWindowsとケーブルで接続してバックアップを取る際のデータ転送用途に支障はないか?
仕様上はできるようですが、ときどき失敗するようです(付け直せばうまくいく)。 ← 僕自身は試しておらず、Amazonのカスタマーレビュー情報です。
一方、充電が失敗したことは今のところありません。問題なく充電できています。
僕自身は充電ができればいいので、データ転送の用途には使っていません。
確かに良さそうだけど、気になる点はない?
青いLEDライトがまぶしいかも…
青いLEDライトがけっこう明るいので、寝るときに枕元に置いて使うような場合はけっこうまぶしいかもしれません。
ライトは要らなかったんじゃないかな、と個人的には思いますが、僕自身は暗いところでは使わないので特に支障はありません。
↓まぶしい…ですよね?
アダプタが邪魔! 美しくない!
アダプタの傘の部分がけっこう大きいので、単純に邪魔ですし、決して美しくはないです。人によっては許しがたいものかもしれませんが、ここは便利さとのトレードオフですね。
ただ、結果として端子を保護することになるので、安心感は増します。
以下はiPad mini(ケースなし)です。
↓一見すると問題なさそうに見えますが、
↓この角度から見ると、かなりはみ出していることがわかります。
↓背面側に大きくはみ出しています。机の上に置いたときに如実に邪魔です…。
デバイスによってはアダプタが干渉する…
アダプタの傘の部分がけっこう大きいので、デバイスによっては、隣接する端子に干渉することがあります。
以下のモバイルバッテリーは出力のUSB-A端子すれすれの位置のため、このUSB-A端子にケーブルを抜き挿しする際にこすれます…(なので離れている、もう一方のUSB-A端子を使うようにしています)。
↓抜き挿しのたびにこすれます…
以下の別のモバイルバッテリー(Anker PowerCore Fusion 5000)は端子同士が離れているので、干渉しませんでした。
iPhoneは充電スタンドに置くときに邪魔になります(なので、僕はiPhoneには使わないことにしました)。
ちなみに写真に映っている充電スタンドは以下です。ボタンを押すとスタンドがぴょこっと立ち上がるギミックが楽しいです。スタンドを畳むと平べったくなるので持ち運びに便利。
まとめ
今回ご紹介したマグネット付き充電ケーブル(正式名称がよく分からないので便宜的にこう呼ぶことにします)、僕はiPadやモバイルバッテリーなどの周辺デバイス専用として使うことにしました。
iPhoneはMacと接続してバックアップ取ることがあり、データ転送が不安(実際3回に1回くらい失敗するらしい ← Amazonのカスタマーレビューより)なのと、常にアダプタを付けておかないといけない点が気になったからです。
一方、iPad ProやiPad miniは毎日最低でも3回はケーブルの抜き挿しをするので、これが完全に片手でできるようになったことは大きいです。
最終的には、
- iPad Pro用
- iPad mini用
- 各種バッテリー等の充電用
- 持ち歩き用
と合計で4本のケーブルを買いそろえることに(1本あたり1,000円ほどです)。
特に出張先ではマグネット付き充電ケーブルが1本あれば各種充電がまかなえるようになったので、持ち歩くケーブルを減らすことができました。
出張先での充電環境についていろいろと妄想したことをメモしていたりしましたが、マグネット付き充電ケーブルを導入したことで、この配線がスッキリしそうです。
↓円形(PD非対応、USB-C・Lightning・Micro USB対応)
↓方形(PD対応、USB-C・Lightning対応)
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