» 画・ふじもなおのアトリエ
3月15日(土)にタスクカフェを開催しました。
タスクカフェとは、タスク管理の習慣化をテーマに掲げるワークショップです。
月に1度、土曜日の午前中に開催しています。
2011年8月以来今回で32回目となります。
当初は「週次レビューの習慣化」がメインテーマでしたが、現在ではタスク管理を駆使して「いつかやりたいことを少しでも前に進める」ことを旗印にしています。
プロジェクトの先送りを防ぐ方法
今回のタスクカフェでは以下のようなトピックを扱いました。
- 解決の糸口が見えない仕事を先送りしない方法
- 先送りをできるだけ少なくする方法
- プロジェクトの見通しをよくする方法
- 1日の中でタスクを計画通りに完了させるコツ
- プロジェクトの先送りを防ぐ方法
メインテーマは「プロジェクトの先送りを防ぐ方法」。
この7年間で45冊もの本を書き続けている佐々木正悟さんに、書籍執筆というプロジェクトを先送りせずに進めるコツをお話しいただきました。
佐々木さんは繰り返し「ある言葉」を使っていたのですが、受講者の方々より「今までずっと取りかかれずに先送りを繰り返していたプロジェクトの突破口が見えてきた」という感想を多くいただきました。
この「ある言葉」は、しかし、「答え」ではなく「ヒント」に過ぎません。別の言葉でいえば「補助線」ということになるでしょう。それで「ハッ」と気づいて行動を起こせる人もいれば、「ピンとこない」という人もいるかもしれません。
そこで今回は別の角度からこの問題を考えてみます。
完璧主義をやめると、いいことがある
- 完璧主義をやめると、いいことがある
というトピックがあります。
これは佐々木さんによるものですが、要するに「できないことはやらない」ということになります。
身も蓋もない話のように聞こえるかもしれませんが、今回のメインテーマとして掲げた「プロジェクトの先送り」という問題は、「完璧にやり遂げたい」という強い気持ちから生じています。
- 今はそのタイミングではない
- 今は十分な時間がない
- 今は疲れている
といった、ちょっとした不安要素がブレーキとなって、
- だから、今はやらない
という結論に直行してしまうのです。そして、これが繰り返されると、日増しに分が悪くなり、最終的にはプロジェクトが破たんします。
これを防ぐためには可能な限り早い段階で「今やる」という決断を下すことですが、これは容易ではありません。
こちらの記事で以下のようなイラストを描きましたが、ここだけを切り取る限りは、「わかるけどできない」の典型でしょう。
» 時間がないときほど「すぐにできる仕事」は後回しにすると仕事がはかどる
でも、時間がないときこそ、「すぐにできる仕事」ではなく、あえて「時間がかかる仕事」に挑むようにします。
では、どうすればいいか?
以下、ヒントとなる記事を集めてみましたので、チェックしてみてください。いろいろな角度から書かれていますので、どれかがヒットするかもしれません。
- 習慣継続のための4つのアクション
- 完璧主義の3タイプ
- 片づけがはかどらない8つのタイプ
- プロジェクトはチェックリストから始まりチェックリストで終わる
- 時間がないときほど「すぐにできる仕事」は後回しにすると仕事がはかどる
仕事を人に任せる技術
今回のタスクカフェは、「プロジェクトの先送りを防ぐ方法」がテーマでしたが、次回は「仕事を人に任せる技術」というテーマで、4月12日(土)に開催します。
今回は「自分でどうにかする」という視点に絞っていましたが、次回は「自分以外の人を巻き込んでどうにかする」という具合に視野を拡大します。
仕事を任せた相手が思った通りの成果物を上げてくれなかったり、期限を守ってくれなかったり、「こんなことなら自分でやった方が早いのに!」と憤ったり、といった問題に斬り込みます。
佐々木さんも僕も、複数のプロジェクトにおいて、この「仕事を人に任せる」を実践していますが、任せる側も任せられる側もお互いに気持ちよく仕事をするためにいくつかの工夫をしています。そのあたりについても詳しくご紹介します。
「自分でやった方が早いけど、時間がない!」と思っている方はぜひご参加ください。