読む速度が遅い方ではないと思いますが、どうしても、心の中で音読してしまうため、気づくとゆっくり読んでいることがあるからです。そして、この状態を脱するために、物理的に、視点を移動させてくれる何かがあればいいのにと思っていました。
そういう考えがあったからでしょうか、新作アプリのチェックをしていた時に、速読トレーニングができる「Outread」を見つけました。今までにも、そういうアプリはあったので、それほど大きな期待をせずに使い始めてみたのですが、思いのほか使い勝手が良く、今では毎日1回は起動するアプリとなりました。
私のOutreadの使い方は、次の3種類です。
- 1.Pocketに保存した記事を読む
- 2.Dropboxやメールなど他のアプリから、TXTファイルをOutreadで開いて読む
- 3.Safariからブックマークレットを使ってOutreadで開いた記事を読む
Pocket、Instapaer、Readabilityと連携できる
一番便利な点は、Pocket、Instapaer、Readabilityと連携できることです。FeedlyやTwitterで気になった記事を、どんどんPocketに保存しているのですが、じっくり読みたい英語の記事は、Outreadで読むようにしています。
スピードとハイライト範囲を自分で設定できる
忘れてはいけないOutreadのメイン機能は、速読トレーニングをサポートすることです。文字にハイライトがついて、読むべき箇所を示してくれるようになっています。
このハイライトが、設定スピードに応じて移動するのですが、スピードとハイライトの範囲は、自分で自由に設定することができます。
ハイライトには2種類あって、フォーカスする範囲を濃く、それ以外を薄くする設定と、フォーカスする範囲を蛍光ペンで塗ったようにする設定です。
設定が終わったら、再生ボタンをタップすれば、訓練開始!です。
画面下部には、残り何分なのかも表示されるので、とっても便利です。
どんな画面になるか、動画を作りましたので、参考にしてください。
私は英文を読むのに使っていますが、日本語やその他の言語でも使えるので、母語でも速く読めるようになりたいという人にはいいかもしれません。
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今回のiPhoneの操作画面の動画作成には、ReflectorというMacアプリを使いました。簡単にできるもんですね……。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。