でも、節約するのが目的なのに、家計簿アプリにお金を出すって、ちょっと本末転倒な感じがしませんか?
しかも、自分に合う家計簿アプリを見つけるために、いくつも購入しては使わなくなってしまったら・・・。それこそ、アプリの購入代金がもったいないですよね。
「そうは言っても、フリーで自分にピッタリの家計簿アプリが見つからないんだよ」
こんなお悩み、持っている方も多いはず。
入力項目を変更したい、ユーザーインターフェイスが気に入らない、PCとの同期やデータのエクスポートの機能が欲しい・・・
理想の家計簿アプリは、人によって様々ですよね。
それなら、自分にぴったりの家計簿アプリを、自分で作っちゃえばいいじゃない!
というのが、今回のアプリDIYです。
とはいえ、いきなりプログラミング言語を持ち出して、イチから構築するというのは現実的ではないので、Google Docs のフォーム作成機能を用いた、ウェブブラウザ上で実現する『似非アプリ』を作っていきます。
実は、この家計簿アプリ制作には元ネタがあります。家計簿アプリのつくり方まではこちらの記事と同じなので、詳細はこちらをご覧ください。
» 携帯とGoogle Docsで、超簡単に支出管理 : ライフハッカー[日本版]
では、改めて、
無料で完全自作!iPhone家計簿アプリのつくり方
材料:Google Docs のスプレッドシート(フォーム作成機能)
- Google Docs でスプレッッドシートを新規作成
- フォームを作成
- 自分のつけたいように、フォーム内の家計簿項目を設定
- 完成したフォームを、iPhoneのSafariで表示
- ホーム画面に追加
1~3までの手順はパソコンで行い、そのあと出来たフォームをメール経由でiPhoneに転送して、4~5を行いました。
『ホーム画面に追加』を行うと、フォームにアクセスするショートカットが、iPhoneのホーム画面にアイコンとして現れます。
あとは、これを自分の好きな場所に置いておけば、「記録したい」と思ったそのときに、即Safariで家計簿フォームを表示して、まるで家計簿アプリを使っているような感覚で、収支管理をすることが出来ます。
このツールの良い点
自分の付け方に合う入力項目を自由に設定できる
収支を徹底的に細かく追っていきたい方は入力項目を細かく、サっと使った金額をメモするだけでいいという方は、金額の入力ボックスのみ、など、自分のやり方にあった家計簿がサっとできます。
タイムスタンプを自動入力
フォームに入力した時間を自動的に入力してくれます。お金を使ったらすぐに家計簿をつける習慣をつければ、入力時間を手動で入れる必要がなくなるので便利。
Google Docs からエクスポートして、データ加工も自由自在!
Google Docs でもある程度の加工が可能ですし、CSVやXLSの出力にも対応しています。
このツールの欠点
オンラインでないと入力できません
Safari経由でフォームを閲覧して入力するので、電波が飛ぶところでないとそもそもフォームが開けません。
唯一、入力時にオンラインである必要がある、という欠点があるものの、日常ほとんど電波が圏外にならないという方には、アプリを購入する前にぜひ検討してほしい家計簿の導入方法です。
家計簿つけるのが苦手・・・という方でも、入力すべき項目数を少なくしておけばサっと入力できるから、続けるのもあまり苦にならないはず。
景気が良くない今だからこそ、家計簿つけることで財布の紐をしっかり引き締めませんか?
それでは、良い倹約生活を!
▼新井ユウコ: