昨日までにTwitterでご紹介している記事のうちグッときたものをピックアップ。
「これは記事にしたいな」「これは書きやすいな」と思っていただけるような説明方法を身につけることは非常に役立つと思います …
後半で紹介されている、記事になりやすい取材の受け答えのポイントとして挙げられている8項目が、ブログを書く人にとっての、たくさんの人に読んでもらえる記事を書くための心構えにも通じると感じたのでご紹介。
- 簡潔に
- 短時間で
- 客観的なデータを交えて
- 写真などの素材を用意し
- 知らない人にもわかりやすく
- どこが新しいのか(画期的なのか)を説明し
- ユーザーの利点をあげ(または社会に及ぼす影響をあげ)
- 短時間で語れれば
一言でいえば、読む人のメリットを最優先しよう、ということになるのですが、それを実現するための具体的なチェックポイントといえます。
僕の解釈を加えてチェックリスト化してみました。
上記は8項目ありますが、2番目と8番目は重複しているので、7つになっています。
たくさんの人に読んでもらえる記事を書くための7つのポイント
- 言いたいことが2つ以上入っていないか
- その場で読み切ってしまえる長さか
- 客観的事実と自分の意見とを分けて書いているか
- 理解を促す写真や画像を載せているか
- 自分の母親でも理解できる内容か
- 自分の「発見」を盛り込んでいるか
- 読者にとってのメリットが明確か
記事を書こうとする時、あるいは書き上げて公開する時にこのチェックリストを使ってブラッシュアップすると良さそうです。
好まれる記事を書くうえで、すべきこととすべきでないこと
関連して、僕自身がEvernoteに入れて毎日読み返している記事の1つをご紹介。
ニュースサイトのパブリッシャー向けに書かれたものですが、USのIT系のメディアでどんな形態の記事が好まれているか把握するヒントになると思います。 …
●まず、すべきことに関しては、
- 大きなストーリーを発表する。
- 大きなストーリーは途中経過でも、誰よりも早く報道、要約する。
- プレスリリースネタやノンエクスクルーシブ(非独占的)なニュースネタを受けた場合は、それらが意味するポイントや何が重要で何が魅力的なのか明確な考察と批判的思考に基づいて書く。
- 記事のヘッドラインを明確にして、全ての重要な要素(固有名詞、数字、日付など)を含むようにする。
- 記事のコンテクストを明確にするために、他のニュースサイトの記事であっても惜しみなくリンクを張ったり、情報の出典を引用する。
- 人々が頭の中で考えていても、なかなか口にだしていないようなことを記事に書く。
- AppleやGoogleのエグゼクティブが、他のエグゼクティブとシェアするようなストーリーを書く。
- 業界のカクテルパーティーで話をするようなネタを書く。
- テックの評論家がリンクせざるを得ないような分析記事を書く。ソートリーダーとなる。
- 最も伝えたいことを記事の最初の段階で述べる。読者は読む価値があるかどうかを早く判断したい。
- 関連する画像、動画、数字を含める。
●次に、すべきでないことに関しては、
- 不可解なヘッドラインを書く。ヘッドラインから重要な詳細を省く。
- 重要なストーリーを記事の後半に書く。
- ストーリーを有料コンテンツにする。
- 参照したり、出典として使った他のニュースサイトへのリンクを省く。
- 事実情報が急速に進展していてもストーリーをアップデートしない。
- 他よりも10%ほど思慮深い記事を書いて、他のニュースサイトよりも8時間遅く記事を投稿する。
- 他より少しでも早く粗末な記事を書く。
- 完全に古いニュースや、すでに読者がよく理解しているネタを、知的にかつ徹底的に書く。
- 重要なポイントを明確にしないで難解な記事を書く。
- 事実情報の間違い、スペルの間違い、文法の間違い
このリストについても、自分のコンテクストに合わせてアレンジを加えるといいと思います。
合わせて読みたい:
この本はおもしろいです。なぜなら、読者の関心をぐいぐいと引き寄せる仕掛けが随所に盛り込まれているからです。通読したら、なぜ自分がおもしろいと思ったのか、特に強く引きつけられた箇所を分析して、チェックリスト化することをおすすめします。
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