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- 個人的に「やりたいなあ」と思ったちょっとした大ごと
です。
このあいまいな定義の中に、この種の「プロジェクト」を扱うことの難しさがあります。
だいたい「ちょっとしたこと」のくせに「大ごと」とはなんのつもりでしょう? これは認識の問題というやつです。
抽象化はしにくいけれど具体的には簡単です。
「ちょっと部屋を片付けたいなあ…と思って始めたらいつの間にか3時間! しかも部屋は前より乱雑になっている!」という経験はありませんか?
これが「ちょっとした大ごと」です。
認識の中ではちょっとしたことに過ぎないのだけれども、実際にやるとなるとなかなか大ごと。プレイリストの整理とか、デジタルフォトの整理とか(Picasaとかflickrとかが主要なキーワード)、年賀状の整理とか、連絡先の整理とか、ブログを新しく立ち上げるとか、といった事柄です。
この種の「ちょっとした大ごと」に関する「挫折リスト」をいかに減らすかが、私の人生における「シンプルなスピードハック」の原点です。
そのための1つの方法として、スター(またはフラグ)を使うというやり方を推奨したいのです。先日の記事にも書いた話ですが、あれはむしろ特殊な一例です。「今日やること」のチェックリストよりもずっと必要なのが「プロジェクトのチェックリスト」です。
プロジェクトのリストがもっとも急速に肥大化するのは、ブレインストーミングの開始時だと思います。ゼロからすぐ100にもなります。成長率無限大。これを全部やろうとするのが「完璧主義者」と呼ばれる人たちで不可能への挑戦です。
肥大化するのは仕方がないとして、ここでミニマムのリストを作っておく必要があるのです。
「このプロジェクト」を完成させるには絶対欠かせないものにとことん絞って★をつける。できればその★だけのリストをスクリーンショットでもいいから保存しておくべきです。
★は絶対にやることのリスト。しかしもしめでたくプロジェクトが「完了」したとすれば、完了直前にはリストの全ては「★」になっているはずです。
その間に★のつかない「やらなくてもいいけれどやりたい」タスクが登場し、そのうちいくつかが実行されたことでしょう。そこにかかった時間が「遊びの時間」であり、プロジェクトの質的向上と相関関係にあるはずです。