SH019:プロジェクトはチェックリストから始まりチェックリストで終わる

check list
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ここでいう「プロジェクト」とはGTDの定義に厳密なものではありません。また会社でいうプロジェクトに限定もされません。厳密には定義できないもので、

です。

このあいまいな定義の中に、この種の「プロジェクト」を扱うことの難しさがあります。

だいたい「ちょっとしたこと」のくせに「大ごと」とはなんのつもりでしょう? これは認識の問題というやつです。

抽象化はしにくいけれど具体的には簡単です。

「ちょっと部屋を片付けたいなあ…と思って始めたらいつの間にか3時間! しかも部屋は前より乱雑になっている!」という経験はありませんか?

これが「ちょっとした大ごと」です。

認識の中ではちょっとしたことに過ぎないのだけれども、実際にやるとなるとなかなか大ごと。プレイリストの整理とか、デジタルフォトの整理とか(Picasaとかflickrとかが主要なキーワード)、年賀状の整理とか、連絡先の整理とか、ブログを新しく立ち上げるとか、といった事柄です。

この種の「ちょっとした大ごと」に関する「挫折リスト」をいかに減らすかが、私の人生における「シンプルなスピードハック」の原点です。

そのための1つの方法として、スター(またはフラグ)を使うというやり方を推奨したいのです。先日の記事にも書いた話ですが、あれはむしろ特殊な一例です。「今日やること」のチェックリストよりもずっと必要なのが「プロジェクトのチェックリスト」です。

プロジェクトのリストがもっとも急速に肥大化するのは、ブレインストーミングの開始時だと思います。ゼロからすぐ100にもなります。成長率無限大。これを全部やろうとするのが「完璧主義者」と呼ばれる人たちで不可能への挑戦です。

肥大化するのは仕方がないとして、ここでミニマムのリストを作っておく必要があるのです。

「このプロジェクト」を完成させるには絶対欠かせないものにとことん絞って★をつける。できればその★だけのリストをスクリーンショットでもいいから保存しておくべきです。

★は絶対にやることのリスト。しかしもしめでたくプロジェクトが「完了」したとすれば、完了直前にはリストの全ては「★」になっているはずです。

その間に★のつかない「やらなくてもいいけれどやりたい」タスクが登場し、そのうちいくつかが実行されたことでしょう。そこにかかった時間が「遊びの時間」であり、プロジェクトの質的向上と相関関係にあるはずです。

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