成功法則が明らかになっていながら、どうしてその法則に則った行動をとる人が、こんなにも少ないのか? それは、先ほど述べた2つ目の理由の「腑に落ちていない」ことが原因だと考えます。
腑に落ちていない……つまり、確信していないわけです。それは、本に書いてある内容に対して確信できないのかもしれませんが、もしかすると読んだ本人が自分自身に対して自信が持てないからなのかもしれません。
人は自信が持てないことをめったにやるものではありません。宝くじを購入する人は、「もしかしたら、当たるかも」と考えるから買うのであって、「絶対、当たるわけない」と思う人は、まず宝くじを買うことは無駄であると考えます。
今回ご紹介する『宇宙を味方にしてお金に愛される法則』は、そのタイトルからして少し引いてしまうかもしれません。原題は、
“You Were Born Rich”
つまり、「人は本来裕福である」ということです。
特に日本人はお金に対するタブー意識が高いため、なかなか本書のようなタイトルは敬遠されがちかもしれません。それは僕にとっても同じです。それだけに、実際に読んでみて、内容とのギャップ(いい意味で)に驚かされました。
本書では次の10の法則が紹介されています。
1.お金について知る
2.足を知る
3.イメージの力を使う
4.宇宙を味方にする
5.期待する
6.振動と誘因の法則
7.リスクを冒す
8.失敗を恐れない
9.前を向いて前進する
10.捨てる
それぞれの詳細は割愛しますが、いずれも多くの人に見過ごされがちな真理に触れるものであり、物事の見方や考え方を改めるきっかけが得られるでしょう。
例えば、お金の話。先ほども「タブー意識」と書きましたが、これについては以下の一節がマインドシフトを促してくれます。
しかし、よく覚えておいてください。裕福な人は、お金の話をすることに不愉快な感情を抱くことはありません。それはなぜでしょう? この問いに対して、「それはそうだろ。だってすでに大金を持っているのだから」と答えるかもしれません。しかし、そうではないのです。お金を持っているからお金について平然と構えていられるのではなく、お金に対して自然体でいられるからこそ裕福なのです。
言い換えるなら、裕福な人々がお金を持っている理由の1つは、「豊かさマインド」が心に育まれているからです。お金を自分に引き寄せたければ、この豊かさマインドを身につけることです。
ということで、「豊かさマインド」を身につけるテクニックが紹介されています。
このような具合に、原理で納得し、これを実践するためのテクニックが学べるというわけです。
ちなみに、冒頭で引用した「(成功)法則に則った行動をとる人」が少ない2つの理由は、以下です。
1.真剣に成功したいと思っていない
2.真の意味で腑に落ちていない
本書はいずれにも明解に答えてくれています。どちらかに当てはまる方は、是非ご一読をおすすめします。
マスターマインドセミナー2008
今回ご紹介した『宇宙を味方にしてお金に愛される法則』の監訳者の岩元貴久さんをはじめ、錚々たる講師陣によるセミナーが12/13(土)に予定されています。
» マスターマインドセミナー2008
より深く知りたい方は是非ご参加ください。
僕も参加予定です。
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