BT001で日刊シ!について取り上げましたが、言うまでもなく読む本すべてを日刊シ!で取り上げるわけではありません。
「おもしろそう」ということで感情を動かされて本を読み始めるわけですが、そこには「この本はブログのネタになるだろうか?」という視点が常にあります。
「ブログのネタになる」とは僕にとっては次の2つの条件が満たされる時です。
- その本の中に自分が絡める要素がある
- その結果、自分の考えを後押ししてくれる
自分が絡める要素がある、というのは言い換えれば、自分がこれまでに意を込めてやってきたことと関わりがある、ということです。僕自身に関していえば、仕事術に関する本ならたいていこの条件に当てはまります。
読みながら、
「おぉ、自分と似たようなことをやっている人がいる!」
という共感をする時と、
「えぇ~、これよりもっと効率がいい方法もあるのに~。でも…」
という異論がある時とがあります。
実は異論がある時というのが大事です。そこに自分の世界を広げてくれるチャンスが埋もれていることが多いからです。最後の「でも…」がそれです。
7月2日(土)に開催されたクラウドノート術セミナーで、倉園佳三さんが次のようなことをおっしゃっていました。
習慣になるまでがんばって使う。人は今やっていることがベストだと思っている。新しいことを始めると効率が落ちるので「やっぱダメだな」とか言う。でも、そこで我慢して乗り越えると新しい世界が広がる #cnote1
この「今やっていることがベスト」という“井の中の蛙状態”を脱却するために、あえて異論に挑むわけです。
自分と似た考えの人に出会うと勇気がわきますが、だからといって自分と異なる考えの人の意見に目を向けないと、同じ所をぐるぐる回って淀んでしまいかねません。
この堂々巡りを防ぐためのアリアドネの糸がブログを書き続けることであり、そのための燃料が本を読むことに代表されるインプットである、ということになります。
長期間にわたって安定した走行をしたいなら、その燃料の選定も重要なのです。