まず、今年やらないことを決める

カテゴリー: 書評

「今年はこれをやるぞ!」と意気込んでワクワクしている人(含む自分)へ。

2年ほど前にヌーベルブログという今は無きブログで百式の田口さんが書かれていた内容、年初になると必ず思い出します。

残念ながら元エントリーは失われてしまっているようなので、キモになる部分だけご紹介(どこかにあるのかも…)。

「今年は何をやらないと決めましたか?」

1.今年は何の戦略、プロジェクト、活動をやらないことにしますか?
 (What strategies, initiatives and activities will you say no to?)

2.今年はどんな数値に注意しないことにしますか?
 (What measurements will you not pay attention to?)

3.今年はどんな顧客を相手にしないことにしますか?
 (What customers will you not target?)

4.今年は誰とつきあわないことにしますか?
 (What people will you not keep?)

5.今年は誰と競争しないことにしますか?
 (What competitors will you not follow?)

6.今年はウェブから何を削除しますか?
 (What will you remove from your web site?)

7.今年は何にお金を使わないようにしますか?
 (What money will you not spend?)

8.今年はどのミーティングに行かないようにしますか?
 (What meetings will you decline?)

9.今年はどの旅行に行かないようにしますか?
 (What trips will you not make?)

10.今年はどんなスライドを作らないようにしますか?
 (What slides will you not create?)

11.今年は何を言わないようにしますか?
 (What will you not say?)

12.今年はどんなことを考えないようにしますか?
 (What thoughts will you not entertain?)

古い水路をつぶす

計画も大事ですが、それ以上に大事にしたいもの、それは自分の意志

古来より「意志あるところに道は拓ける」といわれていますが、計画が“水路”なら、意志はそこを流れる“水”といえます。

うまくいかない原因の多くは、水路の不備ではなく、単なる水不足でしょう。水路にたどり着く前に水がなくなってしまうのです。

新しい水路に水を引いてくるためには、次のいずれかのアプローチが必要です。

 1.源流の水の量を増やす
 2.古い水路をつぶす

水が豊富にあれば、すなわち「やる気満々」であれば、勢いで前進することもできるでしょう。でも、いつまでも“水圧”を高く保っていられるものではありません。

そこで、余計なところに水が流れていかないように、古い水路はつぶしておくことが必要になってきます。

「やらないことを決める」ことがまさにこれ。

新しい水路、すなわち計画をいかに立てるかは、古い水路をつぶしてから考える問題なのです。

では、具体的にはどうすればいいでしょうか?

「それは、こうすることや」

そんな問いに対して、『夢をかなえるゾウ』のガネーシャは次のように答えてくれています。

「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。具体的な、何かをな」

ガネーシャは繰り返すようにゆっくりとした口調で話した。

「『テレビを見ないようにする』この場合の具体的な何かって分かるか?」

答えられずにじっとうつむく僕の横を通り過ぎ、ガネーシャはテレビの近くで立ち止まった。

「それは、こうすることや」

ガネーシャはテレビのコンセントを抜いた。

このあともガネーシャのありがたい“説教”が続くのですが、この一連のやり取りはまさに「古い水路をつぶす」プロセスそのものといえるでしょう。

#それにしても、この本、何度でも読み返したくなります…。


梅田望夫氏も講演の中で同様の指摘をしていますね。

大事なことを捨てないと、新しいことはできない。

今年あなたは何をやめますか?

▼関連:
『非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣』
やめるコツ 
シンプルな制約を設ける 

▼「書評」の新着エントリー

» 「書評」の記事一覧
スポンサー リンク