以前、すぐやる自分になれる!「早朝読書」のすすめということで、朝の読書を提案しました。
上記の記事でも述べたのですが、朝読書のメリットは大きく2つあります。
- 外部に中断されないから、集中できる
- 本で得た知識を、ブランクなしにすぐ実践できる
私も朝読書のおかげで、クリアな頭でしっかり本の中身を理解し、サクサク物事がすすむ気持ちよさを味わっています。頭から湯気がたちのぼってきそうな暑さもやっとピークを越え、これから秋本番。読書の秋に向けての新習慣、ぜひ試していただきたいです。
とはいえ、どんなジャンルでもやみくもに早朝読書がいい、というつもりはありません。例えば、恋愛小説やミステリーなど、ドキドキした気分を味わうようなものは、朝の時間にサクサク読んでしまうよりは、ワインやハーブティーとともに、ゆっくりと夜読んだ方が楽しめるのではないかと思います。
では、どんなジャンルが早朝読書にお勧めか。今回マトリクスをつかってA~Dの4タイプにジャンル分けしてみました。
- タイプA:じっくり読む必要はあるが、いったん読めばすぐに応用可能なもの=伝記
- タイプB:さらっと読めて、すぐに応用できるもの=ノウハウ
- タイプC:じっくり読む必要があり、かつ応用に時間がかかるもの=哲学などの概念/思想
- タイプD:さらっと読めるが、応用に時間がかかるもの=資格試験テキスト
上記4タイプの中でも、A、Bタイプはノートにまとめるというよりも、読んで心に響いたポイントを赤入れしたりして身につけて、朝から実行するのに適しています。朝のクリアな頭で読むので、夜読むのに比べてすっと頭に入るようになりますし、実行するまでにブランクが少ないので、行動力がつきます。
一方、C,Dタイプは、もともと手ごわい本。すんなりと頭にはいらず、すぐに実行するのが難しいのは、夜も朝も一緒。でも、朝なら考えながらノートにまとめていくことで、頭をしっかり働かせることができるし、夜のように急な飲み会などの誘惑もないのでじっくり腰を据えて取り組むことができます。
このように、さまざまな目的によって本の読み方や応用の仕方は変わってくることを実感しています。よろしければ参考にしてみてくださいね。
今回報告が2点あります。
- 報告1
9月中旬より、某新聞にて週1回、1ヶ月間連載が決まりました!テーマは手書きのノート術。iPhone, iPadなど、デジタルの電子機器でタスク管理がどんどんできてしまう現在、あえて手書きにこだわる理由、デジタル機器とのすみ分けなどについて寄稿いたします。次のシゴタノ!更新の際には詳細をお知らせできると思います。 - 報告2
2010 年10月5日(火) 19:00 ~ 21:00 、秋葉原にて、『夢が現実化する「1枚図解」』をベースにした図解セミナーを開催いたします! ビジネス選書&サマリーで有名な藤井孝一さんにお招きいただきました。このテーマでのセミナーは初。楽しみです!
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。