「他人を自分に優先する」ことをタスクシュートに明記する



わたしは倉園佳三さんと毎週月・木にYouTubeから動画を配信しています。

以下の第123話は「佐々木さんは、考え方が違うように見えるタスクシュートとグッドバイブスをどう両立させているのですか?」というお題に答えました。


番組中でわたしが読んでいるハガキには「ご質問」が印刷されています。

この質問はどなたでも匿名で投稿いただけます。

グッドバイブスなぶっちゃけ相談 | グッドバイブス公式ウェブ


現実を優先するという価値観

タスクシュートというのはご存じの通りタスク管理のためのツールです。


ツールの使い方はユーザーの自由であり、操作以外での「正しい使い方」などありません。

この番組で言っているのは「グッドバイブスとは考え方が違うように見えるタスクシュート」についての「グッドバイブス実践中の佐々木の考え方」にすぎません。

タスクシュートもグッドバイブスも、シングルタスクにマインドフルで取り組まなければなりません。

共通点はここにあります。

たとえば「たすくま」には「一時停止」というボタンがあります。

たいていのタスク管理ツールにはこの概念がありません。

「一時停止」を使ってわたしは上記の流れをなるべく忠実に記録します。

「現実を優先」する記録を忠実に残したいのです。

「電話を無視して原稿を書き続ける」ことも、もちろんできます。それを奨める方法論もあるでしょう。

ことの是非を論じたいとは思いません。

ただ、電話を無視するとどうなるかを考えておきたいのです。

電話を無視して原稿を書き続ければ「自分」を「現実」に優先する価値観を、自分自身に教えこむことになるでしょう。

「これこそがあるべき姿だ」という人もあるでしょうがわたしはこれは危険だと考えます。

この方針で日々を暮らしていると「自分に優先された現実」の中で生きることになります。

態度が価値観を明白にしてしまうといったらいいでしょうか。

このことをわたしに教えてくれたのがグッドバイブスでした。

強く思い出したのが娘のことです。

かつて「娘の相手をする時間より自分の仕事を優先」してしまったことがあります。

そのとき娘はさほど抗議したわけではないけれど、はっきりと傷ついた態度を示しました。

仕事が終わった後、わたしは「傷ついた娘」に相対しなければならなくなりました。

これは二度と味わいたくないと思い、その後そういったことはなくなりました。

「娘をつねに優先」していれば、わたしはいつでも「自分の仕事よりも優先されている娘」と出会い続けることができます。

わたしはなるべく「わたしのすべての現実」がそういうものであって欲しいと思うようになったのです。



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