シゴタノ!5周年ということで、前回はこの5年間に取り上げてきた本(=僕自身がお世話になってきた本)を振り返りました。
今回は現時点で1134本にのぼるエントリー群に目を向けます。
先のエントリーでも書いた通り執筆陣が増え、それに伴ってエントリー数も増えたために、書いている僕自身もこれまでの5年の間にどんな話を書いてきたのかの把握が困難になっています。
時事ネタを排し、「いつ読んでもそれなりに役に立つこと」をモットーに書いていますが、ここで最も重視しているのは誰よりもまず自分にとって役に立つかどうか、です。人の役に立つことを書くのもいいですが、最終的に自分の救いにならなければ続かないでしょう。
実際のところ、たわむれに適当なキーワードで検索して出てきたエントリーを読み、我ながら「おお、これはすごい!」と感心してしまったことは一度や二度ではありません。
もちろん、感心の対象は自分で書いた内容ではなく、そこに引用されている本や他の方のブログの記述です。
ブログに書き綴っているのは、今この瞬間の自分が関心を持った対象への矢印(あるいはポインタ)のようなもの。その時々の自分の関心を引いた事象への導線(=バックリンク)がブログの実体というわけです。読み返すことで、当時の関心がよみがえるのは当然といえます。
何にせよ過去の自分が感心した関心事がもれなく、Googleという“外海”とは別の、ブログという自分専用の“生け簀”に蓄積されていることは、何物にも代え難い安心感です。
とはいえ、これでは自己満足の域を出ません。
そこで、読者の皆さんにお願いです。
これまでにお読みいただいたシゴタノ!のエントリーの中で「仕事や生活の役に立った」あるいは「人に教えたい(あるいはすでに教えた)」といったエントリーがあれば、ぜひ教えてください。
要領は以下の通りです。
シゴタノ!5周年記念・あの人に教えたいシゴタノ!キャンペーン
あなたの印象に残っている、あるいはあなたにとって大切な人に教えたいシゴタノ!のエントリーを教えてください。
過去のエントリーの検索には、左上にある検索窓をお使いください。
ブログをお持ちの方
該当のエントリーに対してトラックバックを打っていただいたうえで、1本エントリーを書いてください。内容は、お選びいただいたエントリーに沿ったものであればお任せします。
トラックバックは承認制になっていますので、公開までに2~3日程度お時間をいただくかもしれません。もしそれ以上たってもトラックバックが反映されない場合は、お手数ですがこちら(お問い合わせフォーム)よりご連絡いただくか、Twitterで@shigotano宛てにお知らせください。
Twitterアカウントをお持ちの方
該当のエントリーのURL(短縮してもOK)と@shigotanoを記載いただいた上で、ひとこと感想をつぶやいてください。
6月25日(金) 23:59:59までの約3週間を投票期間とします。
その後、いただいたトラックバックおよびTwitterでの言及を集計し、過去5年間のシゴタノ!エントリーランキングを発表したいと思います。
単純に、はてなブックマークのユーザー数でランキングを作っても良いのですが、今回のような方法で投票いただくことで、埋もれたエントリーが日の目を見るかも知れません。そんな可能性にも期待しています。
なお、ランキング上位のエントリーに投票いただいた方については、そのエントリー(あるいはツイート)をシゴタノ!上でご紹介させていただきます(「クイズ100人に聞きました」風に)。
ということで「シゴタノ!5周年記念・あの人に教えたいシゴタノ!キャンペーン」へのご参加、お待ちしています!
シゴタノ!必読エントリーベスト11
参考として、はてなブックマークのユーザー数でのランキングトップ11も載せておきます(なぜ11かというと、現時点でブックマーク数が500を超えているエントリーをピックアップしたところ11個あったからです)。
いずれも多くの方にお読みいただいている人気エントリーです。
- 「人生をEvernoteに詰め込みたい!」というあなたのためのアウトプット収集法まとめ
私のEvernoteを万一他人に見られたら、リアルで爆発する・・・!それくらい、今の私のEvernoteには、私の人生(ここ数ヶ月)が詰まってます。
何故かというと、twitterをはじめとしたミニブログや、読書記録サービスなど、バラバラにアウトプットしていた情報を、Evernoteに全て集めて管理するようにしたから。パソコンからアウトプットしている情報の多くが、半自動的にEvernoteに投稿されるようになっているんです。
Evernote for iPhoneの便利さに惚れ込んで以来、「とりあえずEvernoteにライフログを全部詰め込みたい!それをiPhoneから時折読み返してニヤニヤしたい!」
という欲求を満たしたいがために試行錯誤した結果が、今回ご紹介するアウトプット収集法まとめです。
- 文章力のシンプルな鍛え方
「どうすれば文章力をあげることができますか?」
と、私が誰かに尋ねられたとしたら次の二点をあげます。・読むように書く事
・書くように読む事すでに文章を書いている方には当たり前のことかもしれません。しかし、この基本的なことについて触れられているのをあまり見かけないので、今回はこの二つについて考えてみたいと思います。
- 3ヶ月で英語が読めるようになりたい人のための5冊
この5冊のリストは、「短期間で読めるようになる」という目的に特化したリストです。私自身のことを考えますと、英文が読めるようになったのは結局、この5冊に負うところが大なのです。うち4冊は、受験勉強時に利用した参考書です。
受験というのは期間が限られていて、心理的には追い詰められています。したがって受験生は、とにかく短い時間で、最小限度の能力だけは身に付けたいと切望していますから、供給されるテキストもよくニーズに合っているわけです。つまり、短期間で一定の能力を確保するのに、受験参考書を探ってみるというのは、いい方法だと思います。
- 読み手の負担を最小化するメールの書き方
Tips for Mastering E-mail Overload受信トレイに山のように届くメールをいかにして効率よくさばくか、という技術的な話はそれこそ山ほどありますが、結局自分一人ががんばっても“山”そのものを動かすことはできません。
(中略)
そこで、読み手のメールコストが安く済む、すなわち
1.その人にとって必要なメールだけを送るようにする
2.読み取り時間が短くても済むような書き方をするといったトレーニングに組織を挙げて取り組もう(Taming e-mail)と提案されています。そのためのメールの書き方が具体例とともに紹介されていますので、いくつかピックアップしてみます。
- 2009年も使っていきたい5つのツール
「ツール」をテーマとして、今年一年を振り返ってみたいと思います。
私自身に限っていえば、2008年はツールの当たり年でした。当たり年どころかもしかすると、2008年こそ、今まで生きてきた中で、ことツールに限っていえば最高の一年だったかもしれません。私自身は、実業家でもなければ、プログラマーでもないので、「ツール」ということでいうと、人のお世話になりっぱなしです。それが少々心苦しくもあり、他方もどかしくもあります。
が、2008年はたしかに、「もどかしさ」に限っては心から消え失せつつあります。つまり、ツールが自分の望むところを、ほぼ100%叶えてくれるようになってきたからです。こうなればあとは、使い込むだけという段階に入りつつあります。
今年とりあげた、そんなすばらしいツールたちを簡単に振り返ってみることにします。
- 2010年の仕事始めまでに仕込んでおきたい10冊(2人前)
昨年に引き続き、今年読んだ本から、佐々木正悟さんと僕(大橋悦夫)とでそれぞれ10冊ずつ、今年は「2010年の仕事始めまでに仕込んでおきたい本」ということでピックアップします。電車での移動中やちょっとしたスキマ時間にざっと目を通す読み方ではなく、邪魔の入らない静かな空間で、お気に入りのメモ帳とペンを片手に手を動かす、という能動的な読み方を想定しています。
ですので、以下の20冊のうち多くても3冊か4冊に絞って、そのエキスとエッセンスを仕事始めといわず、読んだそばからすぐさま仕事に活用する、という意気込みで読んで欲しいものばかりです。
ではさっそく順不同に。
- 交渉で相手にYESと言わせるための9つのポイント
1.交渉の30分前にはスタンバイできている状態にする
2.譲れないポイントと折れてもいいポイントを紙に書いておく
3.相手の言い分をメモする
4.相手に話す余地を与える
5.追い詰められても即答しない
6.相手の譲歩を見逃さない
7.相手に「交渉を楽しむ幅」を提供する
8.相手に決断の「呼び水」を提供する
9.お互いに合意できそうな部分から話し始める - Evernote と Dropbox の使い分けかたを理解する
「Evernote と Dropbox はどのように使い分ければいいのですか?」この質問をこれまでに何度かいただいたことがあります。Dropbox はいわゆるクラウドのなかのストレージですが、手元にもコピーが残っている点が特徴的です。私は自分のホームフォルダをまるごとクラウドのなかで管理するために利用しています。
この、「どんなファイルでも入れられる」「複数のパソコンと携帯電話で閲覧できる」という点が、Evernote、とくにプレミアム会員になっていてどんなファイルでも添付できるかたには使い方の違いがわからなくてまぎらわしいようです。
しかし、二つのサービスの決定的な違いを意識すれば、両者を使い分ける必要はなくなります。それぞれの強みを生かした「クラウド情報整理」の高みにさらに近づくことができるのです。
- 「絶対6~8時間睡眠確保」の呪縛から自分を解放しよう
必要な睡眠時間は皆一律ではない私は普段、11時就寝、4時起きの5時間睡眠を習慣にしていますが、誰に対しても、「朝4時起きで5時間睡眠するのは素晴らしいから、あなたもすべきだ」というつもりは全くありません。なぜならば、人間の生活パターン、体質、体調、性格など、さまざまな要因が絡まりあって、最適な睡眠量が決まってくるからです。
ですから、自分の適切な睡眠時間を把握した結果、今までよりも早い時間に起きることになって時間を有効活用してもらえればいいな、と思っています。
生物時計と睡眠のメカニズムを研究されており、内科医として睡眠障害の診療を行われている粂和彦さんは、著書『時間の分子生物学』(講談社現代新書)にてこのようなことを書かれています。
- スピードアップに効く!Google Chrome Extension 厳選14本+1
少し出遅れの感がありますが、2週間ほど実際に使い続けてみて「これなら仕事に役に立つかな」と思えたChrome Extensionをご紹介。いずれも「むしろ仕事の邪魔になるかも」あるいは「意味ないかも」と思えたものは自分でも無効化もしくはアンインストールしたので、「ちょっと便利」程度のものは入っていません。また、以下の堀さんのエントリーで紹介済みのものも入っていません。
- Steve Jobs氏のプレゼンの秘訣10ヵ条に学ぶ
» Jobs氏の「魔法のようなプレゼン」を支える秘訣10ヵ条 | WIRED VISION1. テーマを明確に示す。
[例えば、『MacBook Air』の初公開では「きょうは空気に何かがある」、昨年のプレゼンでは「きょう、Appleは電話を再発明する」など。プレゼンの頭で提示し、プレゼン中も何回かテーマに戻る。]
2. 情熱を見せる。
3. プレゼンの概略を示す。
[「今日は4つの事柄について話したい」など、全体の構成を簡単に前置きする]
4. 数字に意味を持たせる。
[「iPhoneがこれまで400万台売れた」と言うだけでなく、「1日平均2万台売れていることになる」と付け加える]
5. 忘れられない瞬間を演出する。
6. 視覚に訴えるスライドを用意する。
7. 1つのショーとして見せる。
8. 小さなミスやトラブルに動じない。
9. 機能ではなくメリットを売り込む。
10. 繰り返しリハーサルをする。
[Jobs氏はプレゼン前に何時間も練習しており、映像などとのマッチングも完璧にする]Steve Jobs氏のプレゼンの秘訣10ヵ条(のいいところ)を自分のプレゼンにも採り入れるために、まずは自分で出来ていることと出来ていないことをまとめてみます。それぞれの項目を自分なりに「質問」の形に置き換えた上でチェック。