すっかり生活に浸透し、浸透しただけにとどまらず、最初の1台を導入したオフィス(自宅の書斎)に続き、2台目が寝室に進出。さらに、母が暮らす実家に一気に2台(仏間と寝室)を投入。
結果、Nature Remoアプリの画面が賑やかになりました。
導入にまつわるあれこれについてはいろいろご紹介したいことがあるのですが、一つだけ、特に開発に携わっている方の目に留まれば、というトピックがあるので、今回はこれを書きます。
人感センサーとは?
まず、Nature Remoには、現在次の2つのモデルがあります。
- Nature Remo
- Nature Remo mini
違いは以下の通りです(価格はAmazonでの本記事執筆時点のもの)。
モデル | Nature Remo | Nature Remo mini |
---|---|---|
価格 | 9,980円 | 6,480円 |
センサー | 温度 湿度 照度 人感 | 温度のみ |
幅x高さx奥行き | 74x74x20 mm | 58x58x15.6 mm |
重量 | 65g | 29g |
自宅のオフィスと寝室には「Nature Remo mini」、実家の仏間と寝室には「Nature Remo」をそれぞれ導入しています。
「Nature Remo」には「mini」にはない「湿度」「照度」「人感」の3つのセンサーが搭載されており、特に「人感」センサーに期待を込めての導入でした。
人感センサーは、文字通り、人の気配を感知するセンサーで、たとえば、
- 部屋に人がいなくなるとエアコンを自動的にオフにする
といったルールでエアコンを制御できるようになります。
人感センサーの厳密なところは「30分以上人感センサーに反応がないと家電を操作します」(公式ブログ)とのこと。
▼人がいる間はエアコン稼働
▼人がいなくなって30分たったらエアコンの電源をオフにする
以下の記事でご紹介した、「位置情報」センサーを使ったルールは、Nature Remoアプリをインストールしたスマホの位置情報が基準です。
出発前に切り忘れなければいいのですが、仮に切り忘れても家から一定距離(たとえば、100m)離れたら電源を切る、というルールを設定しておくことで自動的に切ることができます。
▼家から出たらエアコン切る
一方、「人感」センサーを使ったルールは、Nature Remoアプリをインストールしたスマホの位置情報とは関係なく、感知エリアに人がいるか否かで判定される、ということです。
今回、遠く離れた実家に導入した理由は、母がエアコンを切り忘れたまま仏間を後にした場合に、Nature Remoがこれを感知して自動的にオフにしてくれそう、と思ったからです。
そして、これは思惑通りうまくいきました。
あと、こういうケースはまだないですが、以下のようなケースにも対応できます。
たとえば、母が「いま外出してるのだけど、家のエアコン消し忘れたかも…」などと僕に電話をかけてきたとしたら、すぐにNature Remoアプリを開いて、その場で遠く離れた実家の寝室のエアコンをオフにできます。
まぁ、母がそんな電話をしてくることはなく、「消し忘れたかも」と思ったら自ら家にとって返すでしょうが…。
人感センサーの惜しいところ
ともあれ「これはいい!」と思って、実家の寝室のエアコンにも同じルールを設定してみたのですが、結果としてこのルールは取り消すことになりました。
人感センサーは「人がいなくなったら」ではなく「人の動きがなくなったら」に注目していることがわかったからです。
端的にいえば、そこに人がいても動きがなくなれば「いなくなったね!」と解釈してしまうのです。
▼つまり、こういうことです。
寝ている間にエアコンを稼動させていても、寝入ってしまうとエアコンが切れてしまうのです…。
寝ている間も激しく寝返りを打ち続けるようであれば「動きあり」と検知されて大丈夫かもしれませんが(!)、先日実家で実際に試してみたところ、寝落ちする前にエアコンが切れるのを確認したので…。
今後のアップデートに期待します。
なお、つい最近のアプリのアップデートでエアコンに風向調整機能の追加が行われました。
▼9月1日に確認
▼ただし、風向のモード(固定か自動か)の切り替えができるだけで、風向の調整はできないようです。
▼以前は風向調整はありませんでした。
#Nature Remo