今回は入門編の最後として、少し特殊な入力(表現)について見ていきましょう。これらを使うことで、通常のテキスト以外の表現が可能となります。
ちなみに、内容についての詳しい話や、そもそもScrapboxってなんやねん、については書籍『Scrapbox情報整理術』をご覧ください。あるいは、Scrapbox研究会にも情報が集まっているのでそちらを参照してください。
数式の表示
Scrapboxでは、数式の表示が可能です。使用するのは、TeX記法です。
たとえば、以下のように入力すれば、
[$ \frac{-b \pm \sqrt{b^2-4ac}}{2a} ]
以下のように表示されます。
つまり、[$ 数式 ] という書式です。
ちなみに、数式内にブラケットを入れたい場合は、書式の閉じブラケット(])の左に半角スペースを置いておきましょう。
※以下はOK
※以下は×
その他Scrapboxで使えるTex記法については以下の記事でまとまっていますので参考にしてください。
手書き入力
ページメニューに「Drawing」という項目があります。これをポチっと選択すると、手書き入力が面が立ち上がります。
そのままマウスなりペンでお絵描きができ、右上の「Upload」ボタンを押せば、その画像がページに添付されます。
URLを覗いてみるとわかりますが、画像はいったんGyazoにアップロードされ、そのURLが貼りつけられる仕様です。
もしGyazoのプレミアムユーザーなら、描いた画像に加工することもできます。
アイコン表示
アイコン記法については、以前も紹介しました。[ページタイトル.icon]と書くことで、そのページの画像を表示できる機能です。
自分のアイコンを使えば、上の画像のように発言者を明示することができますし、それ以外の使い方も多様です。
たとえば、「いいね!」の代わりに使ったり、チェックボックス代わりに使ったりできます。
あるいは、水平線代わりに使うこともできます。
他にもアイデア次第でいろいろなことができるでしょう。
さいごに
というわけで、入門編は以上となります。この連載で紹介した機能を一通り覚えておけば、基本的な使い方についてはおおよそ問題ないでしょう。
とは言え、Scrapboxにはさらなるカスタマイズ手段も準備されています。その紹介は、中級者編・上級者編にて改めて行おうかと思います。
▼今週の一冊:
あまりにも時間が作れていないので、一日数ページ程度しか進んでいませんが、それがもどかしいくらいに面白いです。頭がぐらんぐらんと揺さぶられる感じ。
▼倉下忠憲:
新しい時代に向けて「知的生産」を見つめ直す。R-style主宰。メルマガ毎週月曜配信中。