これまではiPhoneのDropboxアプリで聴いていました。
が、以下で教えていただいたCloudBeatsを試したら数段良かったので乗り換えました。
今日で37日間毎日欠かさず使ってきましたが、同じようにオーディオ学習に取り組んでいる方、取り組もうとしている方には現時点で唯一安心して熱烈かつ猛烈におすすめできる選択肢なので、感想とともにご紹介します。
私はcloudbeatsというアプリでboxに上げた録音した音源を聴いています。解説はこの辺りがわかりやすいです。https://t.co/Pqh6EIBTAq
— hirozo (@hirozo) July 28, 2017
上記で教えていただいたCloudBeatsは音楽再生アプリでした。もちろんこのアプリでもオーディオコンテンツは問題なく聴けるのですが、同じ開発元による、Cloudbeats audiobooks(※)のほうが、その名の通りオーディオコンテンツのための機能が充実しています。
※アプリ名は「Cloudbeats audiobooks offline」ですが長いので本記事では「Cloudbeats audiobooks」でいきます。
Cloudbeats audiobooksにできること
各種クラウドサービスからオーディオファイルを読み込みオフラインで繰り返し聴ける
対応しているクラウドサービスは以下の通り。
- Amazon Cloud Drive
- Box
- Dropbox
- Google Drive
- Mediafire
- OneDrive
- ownCloud
- NAS via webDAV
僕はDropboxを使っています。
実際の運用としては、Dropboxにオーディオコンテンツ専用のフォルダを1つ作り、PC上でダウンロードしたオーディオファイルをこのフォルダに置きます。
あとは、iPhoneに持ち替えて、Cloudbeats audiobooksで同じフォルダを開き、「同期」する(画面を下に引っ張る)ことでダウンロードが始まります。
一度ダウンロードしてしまえば、以降はオフラインで繰り返し聴けます。
アプリ起動時、前回聴いていたオーディオファイルがあれば、どの画面にいても右下に現れるボタンをタップすることで、再生画面にジャンプできます。この機能は地味に便利。
複数のオーディオファイルを並行して聴ける
再生を一時停止した位置を記憶してくれます。
さらに、複数のオーディオファイルを並行して聴く場合も、すべてのオーディオファイルの再生位置を記憶してくれるので、取っかえ引っかえ聴くことができます(聴いている最中の長時間のオーディオがあっても、とりいそぎ聴きたいオーディオを聴き始めることができます)。
何を聴いていたのか分からなくなったら「最近の再生」(プレイリスト → 最近の再生)を開くことで時系列の一覧が表示されるので、ここから容易に「復帰」できます。しかも、直近の再生位置から。
プレイリストで複数のオーディオファイルを整理できる
複数のオーディオファイルをフォルダのようにまとめることができます。シリーズもののオーディオはプレイリストにまとめると便利。
▼お気に入りのオーディオブック「野心を抱け」です。
聴いているオーディオ内に栞を設定できる
気に入った箇所を後からすぐに聴き始められます。あまり使う機能ではありませんが、英会話教材など繰り返し聴くものには良いと思います。
▼「Add」で現在の箇所に栞を追加、「View」で栞の一覧を表示
▼栞の一覧
スキップボタンを3秒~60秒までの8種類から選べる
前後にジャンプできる機能で、僕は10秒に設定しています。10秒前と10秒後にジャンプできるので「今の箇所をもう一度聴き直したい」、あるいは「この部分はスキップしたい」というときに便利です。
シークバーを動かすことで調節もできますが、スキップボタンを押すほうが正確かつ確実。シークバーは微調整がほぼ不可能だからです(だいたい動かしすぎてしまってイライラ…)。
再生スピードを0.05倍単位で調節ができる
0.5倍(通常の半分のスピード)から3.0倍まで、0.05倍単位で細かく調節できます。この細かさは異常。
たとえば、「のきばトーク」は1.8倍速でも十分に聴き取れます(実にせっかちな印象を受けますが…)。
Cloudbeats audiobooksのデメリット
現時点ではCloudbeats audiobooks一択です。
一応デメリットを探してみましたが、辛うじて3つ見つけました。
アプリの価格が高い(600円)
高いとはいえ、0.1倍単位で再生スピード調節ができるので、最適なスピードで聴けるでしょう。
これによって節約できる時間を考えると600円という金額はまったく安い、安すぎると思います。
もし無料にこだわるなら Dropbox(無料)、Documents(無料)という選択肢もあります。
ただし、わずか600円の、しかも1回限りの投資をケチるには高すぎるコストを使い続ける限り使うたびに毎回負担し続けることになるので、このコストを一刻も早くゼロにしたいなら、素直にCloudbeats audiobooksを購入することをおすすめします。
URLスキームがない
これは人によっては特に問題ないということもあるでしょうが、とにかくないようなのです。
CloudBeatsにはありますが、Cloudbeats audiobooksにはない模様。
» URLスキームを調べられるページが便利、日々のたすくま活用がよりスムーズに
Android版がない
Android版を探しましたが、CloudBeats(音楽再生用)はあるものの、Cloudbeats audiobooks(オーディオコンテンツ用)はないようです。
しかも、CloudBeatsのレビュー欄を一通りチェックしてみたら、iPhone版の数世代前のバージョンらしく、あまり評価は高くない様子。