僕がゲームに夢中になっていたのは中学時代です。西暦でいうと1986年~1988年。
印象に残っているゲームはすぐに2,3思い浮かぶのですが、ほかにももっといろいろなゲームで遊んでいたはずなのに、ゲームタイトルがぜんぜん思い出せません。
そこで、ウィキペディアを渉猟していたら以下のようなページを見つけました。
- エニックス – Wikipedia
- アーケードゲームのタイトル一覧 (カプコン) – Wikipedia
- アーケードゲームのタイトル一覧 (コナミ) – Wikipedia
- アーケードゲームのタイトル一覧 (セガ) – Wikipedia
- アーケードゲームのタイトル一覧 (タイトー) – Wikipedia
- アーケードゲームのタイトル一覧 (バンダイナムコエンターテインメント) – Wikipedia
これらのリストを上から順にチェックすることで、自分に馴染みのあるゲームはだいたい思い出すことができました。
プレイしていたゲームは“同級生”に似ている
『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』という本の中に以下のようなくだりがあります。
友だちは、小学校・中学校・高校(幼稚園や大学でもいいけど)の同級生の間でしか結ばれないきわめて特殊な人間関係だ。学年がひとつちがうだけで、先輩や後輩と呼ばれるようになり、純粋な友情は成立しなくなる。
さらに友だちには、世代ごとに切り分けられ、互いに交じり合うことがないという、もうひとつの際立った特徴がある、中学校に進んで新しい友だち関係ができても、ふつうは小学校の友だちを紹介したりしない。
ふだんは意識していないけれど、ぼくたちはみんな、友だちのこうした排他性に気づいている。『20世紀少年』の物語には、秘密基地で遊んだ小学校の同級生以外の、“別の”友だちは出てきてはいけないのだ。(p.111)
プレイしていたゲームというのはまさにこの“同級生”の感覚に酷似しています。
先ほどの一覧を眺めていて、馴染みのあるゲームタイトルが目に留まるや、「あ、このゲームはやってた!」と一瞬にして記憶が蘇り、脳内でそのゲーム音楽が流れ始め、キャラクターを操作していた、あの確かな感覚がフッと立ち上がってきます。
ちょうど、同窓会で何十年ぶりに再会した級友の顔を見て、当時の思い出がまざまざと思い出される感覚によく似ています。
一方で、同学年でもクラスが違えば他人です。
ゲームタイトルを眺めながら、名前は知っていてもプレイしたことのないゲームは、まさに別のクラスにいた感じなのです。「あー、名前は知ってるけど…やったことはないな」と。
“同級生”たち
ちなみに、僕がピックアップした“同級生”たちは以下の通り(カッコ内は当時の制作会社名)。アーケードゲーム(ゲームセンターのゲーム)が多いですが、その後にファミコンに移植されたものも多いですね。
1983年
- ゼビウス(ナムコ)
- マッピー(ナムコ)
1984年
- 1942(カプコン)
- ソンソン(カプコン)
- ギャプラス(ナムコ)
- スーパーゼビウス(ナムコ)
- ドルアーガの塔(ナムコ)
- パックランド(ナムコ)
1985年
- 魔界村(カプコン)
- グラディウス(コナミ)
- ツインビー(コナミ)
- タイムギャル(タイトー)
- スカイキッド(ナムコ)
- ディグダグII(ナムコ)
1986年
- ドラゴンクエスト(エニックス)
- サイドアーム(カプコン)
- 恋のホットロック(コナミ)
- 沙羅曼陀(コナミ)
- 特殊部隊ジャッカル(コナミ)
- WECル・マン24(コナミ)
- アウトラン(セガ)
- カルテット(セガ)
- ファンタジーゾーン(セガ)
- アルカノイド(タイトー)
- ダライアス(タイトー)
- ハレーズコメット(タイトー)
- バブルボブル(タイトー)
- 源平討魔伝(ナムコ)
1987年
- ドラゴンクエストII(エニックス)
- 1943(カプコン)
- ストリートファイター(カプコン)
- A-JAX(コナミ)
- 魂斗羅(コナミ)
- アフターバーナー(セガ)
- エイリアンシンドローム(セガ)
- 究極タイガー(タイトー)
- ニンジャウォーリアーズ(タイトー)
- 飛翔鮫(タイトー)
- ラスタンサーガ(タイトー)
- レインボーアイランド(タイトー)
- ドラゴンスピリット(ナムコ)
- 妖怪道中記(ナムコ)
- ワンダーモモ(ナムコ)
1988年
- ドラゴンクエストIII(エニックス)
- グラディウスII(コナミ)
- ギャラクシーフォース(セガ)
- テトリス(セガ)
- トップランディング(タイトー)
- アサルト(ナムコ)
- スプラッターハウス(ナムコ)
- 超絶倫人ベラボーマン(ナムコ)
最後に
今回こうして“同窓会”を催したことで、すっかり忘れていた“友人”たちと旧交を温めることができ、久しぶりにその音楽に触れる機会が得られました。
1986年に多くのタイトルが集中していることから、この年が僕にとってのゲームの最盛期だったことが窺い知れます。
ゲームタイトルの発売年を知ることで、「あのゲームをやっていたのは中学2年のときだったのか」などと、記憶の整理が進みます。
そして、深くのめりこんだゲームほど、そのBGMを聴くことによる没頭効果が高いと感じています。
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