優秀なGoogleリーダーアプリとして有名なのがByline。
Googleリーダーと完全に同期し、インターフェイスも洗練されているこのアプリは私も勿論 大のお気に入りです。おそらく、数あるiPhoneアプリの中で、Twitterクライアントの次くらいに使い込んでいると思います。
そんなBylineの一番のウリともいえるのが、RSS配信元のWebページを、まるごとローカルに保存して同期してくれる機能。この機能を、RSS全体に対して指定しておけば、同期後地下鉄に乗っても、電波が飛ばない居酒屋に入っても問題なくRSS閲覧を楽しむことができる、という、本当に便利な機能です。
今までは、これをすべての新着RSSに対して適用していたのですが、Webページによっては、重い画像をふんだんに使ったページなども混じっていて、3G回線経由では同期作業に時間がかかること、また膨大なパケットを消費するので、毎月パケホの上限まで使うことを前提としなければならないのが辛いところでした。
無線LANに繋げて同期させたら、こんな気を回す必要もないのでしょうが、家庭の事情で常に身近に無線LAN環境があるわけではないので、Webページ読み込みをもう少し軽くできないか、と思って試してみたのが、今回ご紹介する方法です。
やることは簡単で、ずばり「Bylineに読み込むRSS記事すべてを全文表示にする」というもの。
これなら、Webページの読み込みを行わなくても全文を読むことができ、またWebページのレイアウトや画像など、不要なデータを読み込まないので、Webページ全体を読み込むよりずっと早く同期をとることができます。
▼使うもの:
- Googleリーダー
- まるごとRSS
- Googleリーダー対応のiPhoneアプリ(今回はByline)
▼手順:
- Googleリーダーに読み込みたいRSSフィードを表示させます。
- 1で表示させたRSSフィードのURLを、まるごとRSSを使って全文表示に変換します。
- 2で変換したURLを、Googleリーダーに登録します。
- Bylineで読み込みます。自動で同期され、RSSを読み込むと、普段は一部分のみ表示されている記事情報が全文表示になっています(さらに、一部のRSSフィードについては、フィード内に含まれているPR/広告文を消してくれるという便利機能付き!)
既存のRSSフィードのURLをひとつずつ変換してゆく作業が少々煩雑ですが、3G回線経由でWebページをじりじりとキャッシュする手間や、iPhoneのサファリ経由で重いWebページにアクセスしてひたすら表示を待つ、という苦行に比べれば、「RSSをリーダーで全文表示できる」というのは手間を補って有り余るメリットです。
変換した後の表示は次のようになります。
▼普段は、一部分のみ配信の記事が・・・
▼読みやすく全文表示!
▼画像も表示されています。
新井が確認した限り、どうやら現在、フィードバーナーを利用してRSSを配信している場合には、まるごとRSSで正常に変換できないようです。なので、はてなのホットエントリが変換できないのが少々痛いところ(一時的な症状でしたら申し訳ありません。ぜひコメント欄でお知らせください)。
しかし、それ以外のRSSは、もう片っ端から全文表示化して快適なRSSチェックを楽しんでいます。
ほんと、この機能のおかげで、まるごとRSSを導入する前と比較してBylineを使う頻度が10倍くらいになっちゃいましたよ!同期がすぐに終わるうえ、ページ遷移が不要で、全文を瞬時に表示できるんですから。
いちいちサファリでRSS配信元のWebページに飛んで、長い読み込み時間を待つ・・・なんてナンセンス!ぜひ、みなさんもこの全文表示の快適さを体験してくださいね!
最近読んだ本
人に貸したものを返していただいたので久々に読み返しています。
こんなに高い本に躊躇なく書き込みをするなんて、学生の頃にレポート提出のため社会学の書籍と格闘していたとき以来です。それくらい思い入れが深くて、何度読んでも飽きない本。
▼新井ユウコ: