「軽くてお洒落な日常使いのオペラグラスNIKON「遊」」(4倍)、「ファッションと実用を兼ね備えたNikon「ACULON T51 8×24」」(8倍)ときて、今回は、6倍のVixen「Saqras(サクラス)」です。
4倍では遠すぎるし、第一「遊」ではちょっと暗すぎる。8倍では視界に1人ギリギリ入るくらいで、追えなくもないけれど、速い動きの時は、視界からサッといなくなるので追うのが大変、という距離で見ることがあったので、「間を取って、6倍くらいのでいいのがないかな?」と思ったのです。
そうしたら、「歌舞伎や能楽などを見るのにお勧め」という謳い文句の6倍の双眼鏡が、Vixenから出ているではありませんか。
» Vixen 双眼鏡 saqras【サクラス】 H6×16 ダハプリズム式 山桜色 16481-3
しかしながら、「遊」や「ACULON」と比べて倍近くのお値段です。
迷いましたが、日は迫っているし、席は決まっているしで、覚悟(?)を決めました。
届いたSaqrasは、箱が綺麗!そして、小さい!
和菓子が入っているような雰囲気ではありませんか。箱のサイドには、桜の花びら模様が印刷されていました。
中身はあっさりしています。専用の袋やストラップなどもありません。この点については、少々がっかりしましたが、本体にはストラップを付ける穴があるので、好きなものを使えばいいでしょう。私は、カメラのストラップが余っていたので、それを付けました。
目を当てる側。
反対側。
目の幅に合わせて、開いて使います。もちろん、視度調整もできます。ぴったりピントが合った時は、本当に気持ち良く見えます。
結果的に、買って大正解でした。
舞台上が多少暗くても、表情まではっきり見えますし、「遊」で少し気になっていた、3D映像で人物を見ているような、人が背景から浮いて見える感じもありませんでした。
今後は、SaqrasとACULONを、距離によって使い分けることになりそうです。
» Vixen 双眼鏡 saqras【サクラス】 H6×16 ダハプリズム式 山桜色 16481-3
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今回Saqrasを使用した劇場は、東京日比谷にあるシアタークリエです。最後列(22列)でACULONを使って、倍率が高すぎると思いました。19列とボックス席でSaqrasを使いましたが、舞台がそのまま近寄ってきたかのように見えて、快適すぎて感動でした。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。
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