ブログを書く目的は自分で決めよう。
ブログをこれから書こうとする人に向かって、以上のようなことはなかなか言えませんが本当はそういうことになると思います。「ブログを書く目的」など、誰にも決めることはできません。
「ブログを書いて、作家になる」というのはもちろん立派な目的です。可能性も比較的高いと言えるでしょう。
でも「ブログを書く目的がイコール作家になること」であるならば、いまだに佐々木正悟がブログを書いている理由が全然わからないことになります。
佐々木はノータリンであるかマゾであるかまたはその両方だから、くらいしか納得する方法がなくなります。
私は自分のブログ自体から1円も収入を得ていませんし、ブログにネタを使えば他に使いにくくなりますし、ブログに書いたことは本に書きにくくなり、本に書いたことをブログに書けば必ず嫌味を言われます。
「本を売る手段としては?」というのは一見もっともらしそうですが、決してそうではありません。今現在非常によく本の売れている作家さんのうち、ブログをやっている方は比較的少数派であり、積極的にやっている方は中でも少数派です。
ブログのファンの方にしか買われない本を出し続けて、作家として生きていくのは極めて難しいのです。作家が積極的にブログを更新しないのは、極めて自然なことです。
ここ3週間ほど、このことについて考え続けました。
余人はいざ知らず、「佐々木自身はなんのためにブログを書いているのか?」 そして今のところ「よくわからない」という結論に至りました。
その間、ブログを始め、そして続けることで得られる5つの大きなメリットという記事も読み込みました。
書かれていることはもっともだと思いましたし、「たしかにたしかに」とうなずきながら読んだものの、この5つのいずれも私の目的にはなっていないと反省せざるを得ませんでした。これらのメリットのために書いていたのであれば、私はもう書いていないでしょう。
今ではもう入手困難ですが、『ブッダに会ったらブッダを殺せ』という本を子供のころよく読みました。自分がやっていることの目的が見えなくなってきているからといって、人が教えてくれると思うのはやっぱり安易というものなのでしょう。